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「ウ、ウルサイな」 [人間ドラマ]

新卒で入社して10年、嫁に行かず、もう何年の管理職待遇?リーダー長になっちゃった女性がいる。
本人にしては不本意ながら、会社と結婚したみたいに言われてる。
数年前その子に言ったのは、
「酔っぱらった時、○○(ジャン妻と)に、アイツ(その女性)俺らの養女にしちゃおうぜって話したんだよ。そしたら○○のヤツ、そんなことしたって彼女になんのメリットもないよって却下された」
今思えば何でそんなクサい話をしたのか。だが当人はケラケラ笑いだした。
嫌がるかと思うとそうでもなく、俺らをバックにつけたと思って変な自信もついたようです。依怙贔屓ととられかねないからヤバイかなとも思ったが、何かあると必ず俺らに相談にきた。

俺らがこっちに転勤する時、「俺は君のことはそんなには心配してないから」って言った。
そしたらやや色をなし、「アタシは会社ではアナタの娘でしょう?娘たるアタシの事は心配しないのか」ってくってかかってきた。

成長ぶりを信頼して後を託したつもりだったんだけど、
その子は娘ったって俺らとは15歳くらいしか差が無いんだけどね。

今でも東京の情報を流してくれる。
「もしもぉし」
「どうしたん?」
「Kumakoさん第1子、産まれたよぉ~、写真来たぁ~?」
Kumakoとはhttp://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-11-15-2に載せたお菓子ばっかり喰ってる子。
「そういえば来てたな。写メ付きで」
「返信した?」
「してない。写メも見てない。俺にガキの写真なんか送るんじゃねぇって言っといた」
「そのヒドイ台詞前も聞いたよ。でも写真見なさいっ。返信もっ。」
「めんどくせぇなぁ。よそさまのガキなんか見たってつまんねーし。なんて返信すりゃいいんだ。犬でも猿でも豚でもヘビでも・・・ヤモリでも・・・生まれたばかりは可愛いもんだって返信すればいいんか?」
「またそーいうことを。ちゃんと返信しなさいっ」
「わかりましたよ。他には誰か産まれたヤツいたか?」
「Mさんも産まれたって。」
「ああ、Mね。これで予定者は一掃されたな。まさか他に誰かいたっけ?」
「う~ん、確か、■■店のTさんが懐妊したって。」
「Tが?ドイツもコイツもヒマなんか。」
「・・・」
人員不足なのに産休育休ラッシュが続いていて、その人たちにしてみりゃいい会社になったモンである。
処理済~部下とジャン妻.jpgこの部下と藤沢の「昇」で会食した。
前にみみんさん、ポルポさんが座った席に部下が座っている。俺とジャン妻で挟み込むような感じになってる。
「お料理美味しぃねぇ~」って。オーダーする料理は殆ど同じなので写真には収めてません。載せてるのは過去写真です。
「肉じゃがの塩味ぃ?」(そろそろ冬の味噌味バージョンになってる頃)
「これって何ぃ?ジャガイモと・・・?」 (ジャガセロリです)
「レンコンのピザぁ!!」
美味しいものを食べ慣れた子なのに、この店の料理にはイチイチ驚嘆してましたね。
蓮根ピザ.jpgジャガセロリきんぴら.jpg
塩肉ジャガ.jpgカツオ塩たたき.jpg
下写真の美容鍋は、要は牛筋肉の煮込みなんだけど、コラーゲン~っぷり。
「これ喰うと若返るぞ。」
「ウルサイな。。。向こうでもそんなことばっかり言ってるの?」
美容鍋.jpg親子丼.jpg
「まだ結婚せんのか?」
「ウ、ウルサイな」
フツー、社内で、女性に対してこういうのは下手したら問題になりかねない。でもそういう心配は全く要らないのだ。
新卒で入って10数年、会社や仲間の為に尽くしてくれた。そろそろ自分の幸せを考えてもいいんじゃないのか?って思う時がある。
「前に言ったよなぁ。俺らがこっちにいる間に嫁に行っていいって。その間だけだぞ。俺らが戻ったら嫁にいかさんからな」
「ウ、ウルサイな」[あせあせ(飛び散る汗)]
ジト~っと睨む。

「〇〇ちゃん(娘?その子のこと)、なんで結婚しないのかな。いい子なのに」(ジャン妻)
「相手がいないからだろ」
「・・・」(横目で睨むジャン妻)
類は同類を呼ぶというか、そういう女性社員の集いみたいな社内一派があって、いろいろあって辞めるに辞められなくなった連中。(辞めるタイミングを失った?) 飲んだりお茶したり小旅行したりしてる。(※)
そこでイロイロ社の不満が出て宥めたり励ましたり、ガス抜きにはなっているらしい。

この子の店に、上州かかあ天下うどんの土産を持ってった。
「うどん喰った?」
「食べたぁ」
「早くかかあ天下になれ。なる資質はあるんだから」
「ウ、ウルサイな」[あせあせ(飛び散る汗)]

その子(娘)とその子の一派がジャン妻を温泉に誘ってくれた。(私は辞退しました。)
凄い老舗旅館だったそうです。
「写メ送ってくれ」
「えぇ~、古い建物なんでしょ。お化け出そうだから撮るのヤダ」(ジャン妻)

ジャン妻から送って来たのはこんな写真。
処理済~○○旅館.jpg目の前でオムレツ.jpg
晩御飯.jpg朝ごはん.jpg
「もうちょっといい写真はないのか」
「ないよ」
「ヘタクソめ。温泉Bloggerの妻とは思えん」
ジャン妻は、「何処が温泉Bloggerよ」という目つきである。居酒屋、グルメBloggerになっちゃったクセにと言わんばかりである。

宿では深更まで変な盛り上がり方をしたそうです。俺らが春に帰還する話も出て連中はホッとしたとか。
「帰還したらもう嫁には出さないぞ。あと4か月、それまでに何とかしろ」
「ウ、ウルサイな」[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
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聖なる酔っ払い女の伝説 [人間ドラマ]

ジャン妻と給与振込チェック中です。
これまでは銀行にドカドカ持ち込んでたんだけど、オンライン(WEB)で振り込めるようになった。
従業員の名前と振込先、口座番号を読み上げる。
「子ぎつね、○○銀行○○支店、口座番号・・・」
「うん」
「ヤンキー、○△銀行△○支店、口座番号・・・」
「合ってる」
「番長、□□信金、△△支店、口座番号・・・」
「うん」
「肉女、△△△銀行、○○○支店□□□出張書、口座番号・・・」
「誰それ?」
「アイツだよ」
「もう、ちゃんと本名読み上げてよ、次・・・」
「次は・・・笑ふ女、△○信金、○△支店、口座番号・・・」
「うん・・・ぶふふふっ(笑ふ女のマネ)」
酔っ払い、○□銀行、○□支店、、口座番号・・・」
「ちょっと!!アタマん中で誰だか変換しなきゃなんないじゃんっ!!」
「酔っ払いったらアイツに決まってるっ。伝わったんならそれでいいじゃんか」

この地はくるま通勤が絶対で、くるまと免許がないと就職に影響するし大学にも行けないかもしれない。高校卒業前に免許取るケースが多いそうです。
仕事の覚えが悪い1年生社員でもくるまは運転できる。(一般道のみ。高速は難しいらしい。)でも仕事の帰りに一杯飲るってのはまずない。
だから酒の飲み方も知らない。滅多にない飲み会でどんな酒を飲んでるか。幹事泣かせの色のついたアルコールドリンクが多い。ビール、日本酒飲むヤツっていない。
最初の乾杯に時間がかかるんです。

そんな連中との宴の最中(http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-12-02)、俺とジャン妻のテーブルに、右手に徳利、左手にワイングラスを持って、すっかりできあがってフラフラしながらこの女は現れた。
「こんにちはぁ~。何飲んでるんですかぁ~」[わーい(嬉しい顔)]
俺もジャン妻も固まった。
色白で細身、氷のような、透き通るような女、長い黒髪、美人というか特徴的な女性だった。店ん中が薄暗いだけに余計引き立った。
フラフラである。アタシもう酔っぱらってまぁすってなモンである。誰だこんなに飲ませたんは?って思ったよ。アブないヤツだな~。
しばらくしたら自分の席に戻り、その後、寝てしまったそうです。代行も呼べず、身内が迎えに来たらしい。
「なんなんだあの女は?」
「さぁ・・・」

その時は、飲めないオンナに誰かが悪戯半分に飲ませたのかと思ったんだが、実はそうではなく、酒が大好きなオンナなのが後日わかった。
今でもジャン妻は言う。「あのインパクトは強かったね」
周囲も目撃してるので、今日まで冷やかしのネタになっている。というか、他に酒飲みがいないので周囲も仰天して、伝説を再確認したという視線だった。
えっ?今日まで飲みに誘わなかったのかって?
トンデモナイ。あんな酔い方されたらアブなくてしょーがない。

シラフの時はどうか。
支店のリーダークラスで仕事はできます。人望もまぁまぁ。でもちょっとキツい感じと物言い。
でも私はそういうのは嫌いじゃないし、過去にもっと凄いのがいたからね。
実は登場しています。私にスナック菓子を渡した女性です。http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-08-13の記事の後半。
そのスナック菓子を貰った見返りは当然、要求された。
ある日突然、電話が架かってきて、いろいろ業務上の不満をブチまけられた。電話じゃラチがあかなくなったので現地に行ったら凄い剣幕。
「体調が悪いのぉっ!!」
「何でさ?」
「○○が止まらないのぉっ!!」
「そりゃアンタの場合、飲み過ぎだろっ」
周囲はクスクス笑ってる。
「禁酒してまぁすっ!!」
キッと睨まれました。酔っ払いにカラマれてるみたいでしたね。禁酒してるってこたぁ日頃は相当イケますって言ってるようなモンじゃないか。
スナック菓子を3回ほど貰ったんだけど、纏めて菓子代を渡そうとしたら手の平を私の顔面に当てて、「要りませんっ!!」って頑として受け取ろうとしないんです。
詳細は明かせないが、私はその酔っ払いオンナの不満、止まらない○○を半ば解消する措置を取った。結果、そのスナック菓子はワイロになってしまったようなモンである。

彼女を擁護する年配社員が数人いた。
いろいろ聴いてみると、家の事情で、未だ若い彼女が一家の稼ぎ頭なんだと。幸い代々続いた持ち家らしく、家賃というものはないらしい。
だが決して給与は高くない。
遊びたい年頃だろうにな。
酒飲みなのに外へ飲みにもいかないみたい。もっぱら家飲み。
だが家飲みってのは毎晩飲ってると体調を崩すものなのだ。店で飲んだら勘定の心配や、家に帰らなくちゃならない心配が伴うが、家だったらそのまんま寝てしまえばいいからね。
酒が好きだが私らほど飲む量は多くないようです。
だが飲んでもロクなものを喰ってないのがわかった。お菓子とか。パスタだけとか。

私は彼女に業務指示を送信する時、タイトルに酒の絵文字を入れてます。名前を入れたことは一度もないです。
携帯は個人のものではなく業務携帯です。なので社員なら誰が見てもいいので、初回に着信に気づいたスタッフは酒の絵文字を見て「これってウチのリーダー?」っていぶかしんだらしい。
今は酒の絵文字だけですぐ繋ぎが着くが、最初は抗議の電話(メール)が来た。
「最近、気になってるんですが、メールのお酒の絵文字はなんなんですか?」
「・・・」
「まさかアタシをイメージしてるってことないですよね?」
わかってて訊くなよ。
「他に誰がいるんだ」
彼女は一瞬ムッとした。でもすぐ諦めたらしく、「そうですか。ワカリマシタ。」
そん時はそれで済んだんだけど、周囲に冷やかされたらしく、「アタシをお酒飲みのキャラにするのは止めてくださいっ!!」ってまた抗議の電話が来たよ。だが私やジャン妻だけではなく、あの宴会のフラフラした酔っ払いのイメージが他の社員にも伝染したのと、毎晩のように飲んでるのは既定事実なのだ。自分のせいじゃんか。
処理済~聖なる酔っ払いオンナの後姿.jpg別のリーダーが彼女を心配してた。
「彼女、タイヘンだと思いますよ」
「また酒の量が増えるってか?」
「ハイ」
ハイじゃないよね。そいつも彼女を心配しながらも真顔で頷いてたから、私の悪い冗談ではなく、誰も否定しないのだ。仕事はできる酒飲み女で認知されているのがおわかりでしょう。
本人も諦めたらしい。その後は向こうから酒の絵文字が入るようになった。

この酔っ払いオンナ、ちょっと物言いがキツい時があって、クールな女番長みたいに見られている。畏怖されてる一面もある。
キツい性格とまで言わないが、キツい時もあるっていう程度。それは自分でもわかっていて、「私は性格がキツいから結婚は考えていません。しないと思います」って言われた。最近、支店で超ヒマな時間帯に俺と二人きりになり、30分くらい喋ったんです。
「結婚しないぃ?」
まさか「そうだね」とも言えないさ。
「何を言ってるか。俺みたいなアホでも結婚できたんだぞ」
これって全くフォローになっていませんね。「そのうちいい人が現れて心が動くこともあるさ。それが人の世というもの・・・」
「いいんです。そういう願望もありません」
そうやって言い張ってると彼氏がいても、その気がないんならって離れてしまいかねないぞ。
「1回ぐらい結婚した方がいいぞ」
これもフォローになっていなかった。
[わーい(嬉しい顔)]そうですかねぇ。でも母にも言われましたよ。お前のそのキツイ性格じゃ無理だって」
それは無理だって言いたかったんじゃないさ。気立てを良くしなさいという親心ではないだろうか。
「今はいい。まだ若いから。相手が現れたら考えなさい」
他にも後輩の話、会社の今後、社員の個々の話・・・たとえば「あの子は結婚しても働くと思います」みたいにいろいろ話しました。

私はこの女性に会津の銘酒、「花泉」を贈っています。周囲に見られないように控室で渡しました。この女性を評価しているジャン妻も贈るのに大賛成だった。あっという間に飲んだらしいけどね。

私とその女性が残務処理で居残りする日の夜、先に帰宅する後輩たちがズラリと並び、声を揃えて「先輩、お先に失礼しまぁす」って一礼してから退出するんです。
一人見送る、何処か孤独を醸し出したクールビューティー。
来春、去る時に言いたいです。幸せになれよって。

ルトガーハウアー.jpgタイトルは左写真のヒッカケです。
ブレードランナー、ヒッチャーで知られるルトガー・ハウアー主演。
この記事と直接の関係はありません。
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タクシー代領収書事件 [人間ドラマ]

処理済~タクシー領収書.jpg1枚のタクシー領収書がある。
1430円。
こっちの職場の大宴会の時、会場に向かったタクシー代です。
酔っ払ってよく覚えてないのだが、宴会場は市の郊外の居酒屋を借り切った。主催幹事は現地の管理職さん。
「もう皆、揃ってますよ」ってメールが来て、タクシーの運ちゃんに言った。
「ちょっと急いでくれるかな」
駅前でタクシーを拾って駆けつけたんだけど、田町という場所で渋滞して遅くなった。田町はくいものやRの近くですが、何だかここだけいっつも渋滞するんです。週末なんかなかなか動かない。





こっちに来た初回の挨拶会で、私が壇上で初めて紹介された時の第一印象は最悪だった。場内が一瞬、シーンとなって、そのウチザワついたのがわかった。
「何あの人?」
「大丈夫?」
ってな感じだっという。
一緒にこっちに来た若手が言うには、
「ヤバイっスよ。皆、ビビッてますよ。あの人何?って」
「あの人ってのは俺のことか。じゃぁオマエはどういうフォローをしたんだ?」
「そんなことないっスよって言っときましたけど・・・」
たいしてフォローになっとらんな。
こっちに来てから親しくなった中堅幹部女性から、「ウチの子たち、最初はホント、ビビってました。なっかなかウチとけなかったみたいですよ」
私の不徳の致すところで申し訳ないが、第一印象が最悪だったのをジャン妻は予想していたフシがある。
「東京じゃないんだから。ゼロからのスタートなんだから。半年間は地を出すのは止めなさい」って禁止、禁句、禁令だらけ。
ガラにもなく東京の社員とこっちの社員との口調を使い分け、こっちでは「・・・です」「・・・ます」標準語を話すようになったんです。
寺に預けられたみたいだった。9月末まで演じきった。その半年間はかなり窮屈だったんですよ。

この夜、ジャン妻が大ポカをやってね。それがこの領収書。
会場へ走るタクシー運ちゃんは、見るからに稼ぎのよくない運ちゃんだったが人は良かった。裏道を走って貰った。「梅ふく」の中央銀座アーケードを挟んで、西の道を走ったように思う。
1430円を支払ったのはジャン妻。
ここが重要です。1430円ね。釣り銭はなかったハズ。どんな金種かわかるでしょう。

俺らが遅れたのもあるが、それからもなかなか会が始まらない。
郊外の居酒屋だからくるまでなきゃ無理で解散時は代行だらけになったのだが、どうもこっちの連中はくるま通勤がアタリマエのせいか、普段こういう宴会ってないらしく、全支店の全員がひとりも欠けずに集ったのはオドロいた。
それはいいけど初回の乾杯がなかなか始まらない。既に代行OKのお達しは出ているのだが、乾杯はビール。。。だけじゃなく、色のついた酒、カクテル?俺らが飲んだことない甘いアルコールやノンアルコールにソフトドリンク類とバラッバラ。
仕事上がりに居酒屋という流れがないからだと思う。
店側も揃えるのに時間がかかる。ビールの気が抜けてきた。
ここで最初にガブッと飲んじゃったら私のお里が、本性が知れるというもので、じっとガマンしてたら自動ドアが開いてオッさんが一人、店ん中に入って来た。店員さんが「あっ、今日は貸し切りなんですが」と言いかけたが、そのオッさんは構わずスタスタ入って来て。。。
「あの。。。さきほど。。。多分この店にお送りしたと思うんですが、お支払いが。。。」
あっ、あのタクシーの運ちゃんだ。
「1430円をいただくところ、くるまん中が暗くて私もよく見なかったんですが、1円玉が。。。
???
いちえんだま?
ここでジャン妻が「あっ!!」と気付いて私にめくばせ。
私は何だかよくわからない。とりあえずこの場を収めようと立ち上がり、運ちゃんに歩み寄り、運ちゃんの肩を叩いて手をやって、「ちょっと、外で話そうか」って言いながら外へ連れ出したのよ。この仕草が如何にも人気の無いところへ連行するように見え、「何か起こったの?」みたいに店内は静まっちゃったのだが、俺は構わず運ちゃんを連れて外へ出た。
話を聞いてみると。
「1430円でしたよね。千円札1枚と小銭もいただいたんですが、その中に1円玉が混じっていたんです。ホントです」[もうやだ~(悲しい顔)]
1円玉ぁ?
1円玉が何枚混ざってたか今となってはわからないのだが、タクシー運賃で1円玉なんてありえない。運ちゃんは泣きそうだった。
隣の市の辺りまで行って途中から戻って来たらしい。日銭で稼ぐ商売。辛いものはある。
「済まなかった。これで納めてくれないか」って俺は千円札1枚渡した。
「あっ、じゃぁ釣りを」
「いいから。ここまで来てくれた足代だよ」って言って帰した。
急いでくれたし。裏道を走ってくれたし。申し訳なかった。

店内に戻った。
憤怒の形相の俺はズカズカ店内に戻り、ジャン妻に大喝一声、
「バッカヤロウッ!!」
店内、シーン。。。
(しまったっ)[あせあせ(飛び散る汗)]
「ゴメン、アタシ、もしかして100円玉と1円玉を間違え。。。」
「そうだよっ!!(ここで声音を落とし)あっ、もう済んだから始めてください」

「いったい、小銭を幾ら渡したんだっ?」
「ええっと。百円玉を4牧、なかったっけ?」[わーい(嬉しい顔)]
その中に1円玉が混ざっていたようで、まさか10円と1円を間違えるとは思えないし、おそらく100円玉を間違えたのではないか。
1430円のうち400円、100円玉4枚全部を1円玉4枚で支払ったってことはないと思うが。
「俺に恥ぃかかせやがって」
「暗くてわかんなかったんだよ」
「1430円を1034円しか支払わなかったんじゃねぇだろうなっ」
「そ、そんなことはないっ」
ここで地元の幹部から仲裁が入った。「まぁ、まぁ、もういいじゃないですか・・・」騒々しい夫婦が派遣されてきたと思ったのではないだろうか。

騒がしい宴会だったですよ。皆さん若いし。9割方女性だし。
観察眼の鋭い俺は全員をチェックした。特にリーダークラスを。
オドオド自信無さげで超真面目なリーダーがいた。今はジャン妻の一番のヒイキになっている。
一人で暗く孤立してた女性リーダーが気になった。“笑ふ女”です。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-10-20-1
私はこの夜、一人でポツンとして笑わなかった“笑ふ女”が気になってしょーがなかった。何か影を引きずってように見えた。今はまぁ・・・私のシンパですかね。
格闘技系の女性リーダーがいた。鋭い目つきでコワモテなんだけど、体育会系だけに会社の上下関係にビシッと従順なのが後でわかった。
もう一人、ちょっと変わった女性リーダーがいて、右手に一合徳利、左手に白ワインを持ってフラフラ現れ、ロレツの回らない声で何か言ってやがったな。俺らは絶句した。なんなんだコイツ危ねぇって思った。
この子は座敷で寝てしまい、これで第一印象が決まって今は酒呑みキャラになっている。いつぞやはある魂胆があって、私にスナック菓子のワイロ?を送ってきた。私はお返しに花泉の四合瓶を贈った。今は携帯メールで徳利の絵文字を送ると、ちゃんと徳利の絵文字で返信が返って来る。

あれから半年、最近はようやくにして俺らと皆の緊張感は薄れてきた。徐々に私も地が出てきて、突っ込み突っ込まれつつある。
俺と同年代で、殆どタメ口を利くヤツが2人か3人いて、お喋りで人の噂話が大好き。私はこういう輩を重宝して、“草の者”と呼んで情報収集に利用しているのだが、他人の噂話を俺に話すヤツって、俺の噂話を他でも喋るんだな~。
ジャン妻が握った俺のお握りに、鮭の中骨が3つ入ってた事件を全店にベラベラ喋りやがったからね。
私は支店に入るようにもなり、「この日、入れますか?」とも言われるようになり、ジャン妻も、「もうそろそろ地を出してもいいんじゃない?でもほどほどにね」
長かったゼ。ようやく解禁された私。
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小動物 [人間ドラマ]

地方の公共食堂で安い昼メシを喰おうと、ガラガラの食堂で注文してボケーッと座ってたら、何処かで見たような女の子がイモっぽいカッコでトコトコ入って来た。
???
ウチのスタッフじゃねーの。
どっかネジが外れたその子は俺を見つけて、「あれ?」
臆せずトコトコ私の席に歩いて来て、「あの、ご一緒してもいいっスか」
(飯ぐらい一人で喰えんのか)
「おう、いいけど、注文したんか?」
「○○さん(私のこと)何にしました?あっ、カレーうどんだ。すごいボリュームですねぇ」
「いいじゃねぇか。(人が何をどんだけ喰おうとさ)」

その子は厨房のオバちゃんに声をかけてる。
「あのぉ、今日、日替わりなんですかぁ?」
「そこに書いてありますよぉ」と厨房のオバちゃん。
訊いといてロクに張り紙を見ようとせず、「じゃ、それぇ」
前払い、代金引換なんです。私は500円のカレーうどんセットを喰ってた手を休め、その子の側に行き、その日替わり定食500円を支払った。
安いです。500円なんです。
「えっ、えっ、オゴってくれるんですかっ。やったぁやったぁ」
「声が大きいっつーの。たかがワンコインじゃねぇか」
「うわっ、品数多っ!!」その子の日替わりは品数が多く、俺の斜め前の席で喰い始めた

あまり女子力のないこの子はちょっとオカシな子でしてね。
パソコンは苦手。
事務処理も遅い。計算も苦手。
業務の習得が遅い。後輩に抜かれてる。
リーダーにカミナリ落とされてますね。「まだできないの!!」、「前に言ったよねぇ。おんなじ間違いすんなって!!」
女性の先輩後輩ってキツイ時があるけど、私も一度だけ叱りつけた。「いつまでその作業やってるっ。早くせんかいっ」って。
でもこの子は鈍感力がズバ抜けてるのか、ネジが二つ三つ外れてるのか、メゲない。
何が得意か見てたら、ダンボール片づけ、ゴミ片づけ、掃除、床を這いまわって探し物、そういう仕事が得意みたい。

「今日は休み?」
「半日シフトだったんです。これからエバンゲリオンを観に行くんです」
何っ?えばんげりおん?ふ~ん。
俺は知ったふりをした。一人で映画観に行くんかコイツ。役所の食堂じゃなくってもっと街中でオサレな店に行けばいいのに。そこはつっこまなかった。

嫌なものは嫌なのじゃ.jpgエバンゲリオンなんか知らないけど、「俺はのぼうの城が見たい。前橋かどっかで映ってたな」
「ああ、あれってオモシろそうですね。でも何でのぼうが観たいんですか」
「原作持ってる。○○(ジャン妻)が野村萬斎さん好きで、彼女が言ってたんだけど、のぼうって俺に似てるんだとさ」
「似てるぅ?何処がですか?」
イ~ヤ~なものはイヤなのじゃってトコが俺によく似てんだとよ」
「アーッハッハッハツ」[わーい(嬉しい顔)]
何を笑ってやがる。
俺はムッとした。[むかっ(怒り)]
「似てます似てます似てます」[わーい(嬉しい顔)]
ちょっと待てオイッ。お前が俺を何処まで知ってるんだっつーの。[パンチ]
カレーうどん1.jpg見ためよりコシ強い.jpg
小鉢.jpgサラダ.jpg
「カレーうどん、どうですか?」
「コシがあってまぁまぁ」
「カレーは?」
「ふつーかな」
(黙って喰えんのかっ)
その子も日替わり定食をバクバク喰っている。喰ったり喋ったり忙しいヤツ。仕事は遅いクセに喰うのは早い子で、胃にガバガバ流し込んでいる感じだった。その子は喰い終わって、
処理済~小動物.jpg「ああ、喰った喰ったぁぁぁ」
止めなさいって。腹をタヌキみたいに叩いたり、腹の肉を上下に揺さぶったり。女の子でしょうっ!!
「ごちそうさまでした。おごってもらっちゃって」
「他の連中には言うなよ」
「えっ、なんでですか?」
「なんでって。。。いいから黙ってろっ」
「ああ、ハイ」
←その子です。

前述のリーダー(※)から聞いたんだけど、「あの子、憎めないけど。友達ならいいけど。仕事となるとちょっと。。。」
「ふ~ん。俺もたま~にアイツ誉めても、投げたボールをくわえて持って来た犬のアタマ撫でてるようなもんだからなぁ」
「笑、でも彼氏います。ウチで彼氏いるのあの子だけなんです」
へぇ、そうなんだ。どんな彼氏なんでしょうね。私には小動物にしか見えない。

(※)登場しています。http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-08-13の最後の方に。
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Best wishes for your 50th Birthday [人間ドラマ]

「今日、○○さんは来てる?」
○○さんとは人間ドラマに再三登場したZ女史というキャリアウーマン。片腕のO美人が言うには、「出勤してますよ~」
「アイツ電話に出ねぇんだよな」
「忙しいんじゃないですか。今、私は休憩中なのでよくわかりません」
相変わらず木で鼻を括ったような返事しやがって。さては女史のヤツ、俺の目論見に感づいたかな。今日は女史の50歳のBirthdayなんです。そのネタに触れられるのがイヤなのかな。女史は私の1歳上なのだが、一昨年も昨年も、今年春の転勤前1、2、3月も、年齢に触れられるのをずーっと回避してた。
話題に出そうもんならキッと睨む。(`ヘ´)な顔して。
「今月、誕生日だよな」ってメールした時は返信がなかったからね。単なる通過点じゃんかよなぁ50歳なんて。ねぇヒロさん。
俺は虎視眈々と狙っていた。今日という日を。からかい半分のイベントを。

渋谷駅、デパ地下の洋菓子屋さんに行ったの。
スーイツやケーキ、甘いお菓子を一切喰わない私はこういう店で迷わない。ショートケーキのデコレーションを即座に指差して、「これくれ」
女性の店員さんが言うには、
「お誕生日ですか?」
「うん」
「メツセージは、お誕生日おめでとうと、Happy Birthdayと、どちらになさいますか?」
つまんねぇメッセージだな。
ありきたりじゃねぇか。
「50歳おめでとうって」
店員さんは内心、呆れたかも知れない。でもそういうのをおくびにも出さず。
「50歳おめでとうでよろしいですか?」
「うん」
ケーキ職人さんが、チョコレートでメッセージを入れていたね。

「お持ち帰りのお時間はどれくらいですか?」
「1時間はしないよ」
「では保冷剤を入れておきます」
保冷剤か。確かに日中は暑かった。今日は17時までに上州に戻らなきゃなんない。ケーキ持って女史の店に急いだ。女史の支店の裏ドアをそ~っと開けて侵入したら、何だか店内バタバタしてる。
女史の片腕、O美人と目で会話。
「いるか?」、「いますよ」
私は挨拶もなく言った。「何で電話に出ないのさ」
「あ、いや、ちょっとバタバタしてたのよっ」
バタバタしてたぁ?アンタはいつもそうじゃねぇか。私は店内にズカズカ入って、監査台の上にケーキをドサッと置き、
「アイよ~、50歳っ、オメデトウございますっ」
「えっ、これなぁにぃ~?」
見りゃケーキなのはすぐにわかる。
「えっ、でもっ、これっ、いいの?」
突っ返されても困る。どうも今日はその話題で持ちきりだったらしい。4人いた従業員さんたちも華やいだ。

(久々に会ったワケでもないが、女子はメイクが派手になったな。さては、今日、何処か食事でも行くのかな。)

普段は実年齢に触れると逆鱗に触れかねないが、今日という日にこういうものを貰って嬉しくないわけはない。どうも私が買った店は有名な店だったらしく、
「これって有名なケーキ屋さんでしょう。私、ここでしか買わないのよぉ」
それは奇遇。
「いや、俺、普段そういうの喰わんし、買わんし、駅のデパ地下ですよ」
「そうよねぇ。□□さん(私のこと)普段こういうの食べないしさぁ」
Quatre・・・キャトルという店だった。柿の木坂に本店があるそうです。私が買ったのは渋谷東横店。デパ地下。
「開けてみてよ」
「ええぇ~。開けると何が出てくるのよ」
「笑い出すか、ムッとするかだな」
封を開いた女子は目を剥いた。
「ちょっとなにこれっ!!ご、50歳おめでとうって・・・やだぁっ!!」
「だってそうじゃん」
他のスタッフは笑いたくても下手に笑うと女史の一喝を食らいかねないので堪えながら見て見ぬフリ。
「店員さんもよくやるよな。メツセージはお誕生日おめでとうとHappy Birthdayどちらになさいますか?って言われてさ。つまんねぇメッセージだと思って50歳おめでとうにしてくれって言ったらハイわかりましたって。」
パートさんが覗き込もうとすると「ちょっとっ、見なくていいからっ」

ガハハハ(笑).jpg最初、ケーキが向こうを向いていた。メッセージが見えないぞ。
「こっち向けようよ」
「ヤダ、向こう向けて。ちょっとっ、何、撮ってんのよっ」
やや眉間や目つきが険しいがそれでいて笑ってた。やはり女性。こういうのは嬉しいらしい。
「奥さん(ジャン妻)はまだなの?」
逸らそうとしたな。矛先がジャン妻に向いたぞ。
「年内もうすぐですよ」
「□□さんは?」
「俺は来年の春。すぐ続きますよ。50歳なんて単なる通過点じゃん」
「お店のカレンダーにも50歳って書いてあるしさっ。Oさんが見つけてさっ。いつ書いたのよっ」
「向こうに行く前の1月か2月か3月に書いたんじゃなかったかなぁ。」
やたらと50歳50歳を連発する俺だが、他のスタッフは口元が強張っている。笑いたくとも女史の剣幕を恐れて堪えている。
処理済~口を尖らせる女史.jpg「今年だけだよ。来年はやらないからね」
「今年だからでしょっ」
「そう。次回やるとしたらまた10年後だな」
女史はキッと睨んだ。「そ、そんなに(会社に)いないわよっ」
「生菓子だから今日中に喰ってね。俺ぁ上州に帰るから。じゃぁね~」
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笑ふ女 [人間ドラマ]

「うふふふふふっ(笑)」
コイツ、また笑ってやがる。
「何を笑っとるかっ」
「あっ、すみませんすみませんすぐ修正します。でも・・・うふふふふふっ(笑)」
何がオカシイんだコイツ?
「別に俺はウケを狙ってんじゃない」
「ああ、ハイ、うふふふふふふっ(笑)」

よく笑う社員がいる。
でもよく忘れる。業務の中で、忘れちゃいけないポイントをよく忘れる。
何か仕事の指示どおりやってなくて注意すると、ハイスミマセンの後で必ず、「うふふふふっ(笑)」
しまいに自分で笑って自分の笑いが止まらなくなり「むはははははっ(笑)」
ジャン妻も言う。「また笑ってたでしょ彼女」
頷く俺。
「ここにアナタの印鑑押してないよって指摘しても、スミマセンの後でぶふふふふっって笑ってたからね」(ジャン妻)
「バカなんかアイツ?笑ってごまかしてるのかね」
「ボキャブラ不足じゃないの?わかりましたの後で、そのようにいたしますとか、何かあったらご連絡しますっていう言葉でしょうフツーは。」

先日も大事なポイントを見落として、危うくパート従業員の給与支給額が減るトコだった。
「誰々のこの日、有給申請あったの見落としただろ?」
「あっ・・・」
ちょっとだけ動揺してた。でも最初だけだった。
「わざとか?」
「わざとじゃないです。スミマセン完全に忘れてました。うふふふふっ(笑)」
そりゃぁ笑うってのは悪いことじゃない。健康にいいし、周囲を明るくするし、喜怒哀楽ん中では笑うのが一番、幸福だろう。
笑ってごまかしやがって。笑う場面じゃなかろう。俺は注意をしてるんだゼ。

実は私はこの女性が嫌いではない。親しい方ではある。裏でいろいろ相談受けたり、情報を提供されたりしてる。
内容によっては深刻までいかなくても真剣に聞かないといけないものもあったのだが、俺に話した後で必ず「うふふふふっ・・・」
俺が何か変な反応しようもんなら「ぶははははっ」笑いが止まらなくなるヘンな女性。
会話、注意の過程で、私もいつの間にか彼女のペースに巻き込まれ、こっちも噴出してしまって、内心、おまえなぁって思いながらも笑って許しちゃっているケースが多い。

社内販売みたいなのがあって、俺は彼女の支店にオーダーした。
一部、不足分があったので、
「足りない分、どーすればいいですか?」って電話があった。
「どーすればいいって・・・取り寄せてよ。急がないから」
この辺り、気が利かないんです。この女性は自分のデスクで自分で完結する範疇の作業はソツなくこなすが、そこから一歩踏み出して機転を利かすことが全くできないのだ。
それきり連絡が来ない。モノが入ったとも、いつ入るとも言ってこない。
そしたら、その日の営業日報に、私の名前と未収金いくらいくらって明記してあるじゃないか。
「・・・」
俺はムッとした。
店側の経理処理としては俺のオーダーは売掛金、未収金になるのでこの処理は正しい。だけどモノが入ったとも、いつ入るとも言ってこないでいきなり督促の請求書みたいに上げてきやがって。
「金は払うよ」
「あ、はい」
「その前にモノは入ったんかい?」
「ええっと、入りました」
「だったらその連絡を先によこさんかいっ」
「あっ、すみませんつい未収であげちゃいました。あげた後で、あっ、やっちゃったって気付いたんですけど。うふふふふっ(笑)」
また笑ってごまかしやがったな。
このうふふふふ(笑)が、うひひひひ(笑)にならないだけまだ品はあるが。。。

客先からのクレーム電話があった。
相手はうふふ女の店に先にクレームしたらしい。うふふ女に問いただしたら、
「えっ、もうそっちにクレームいきましたか?」
「来たよ。俺が受けた。それってすぐ俺に報告せいよ。そっちにクレームがいきますって。そしたらこっちは受ける立場で事前に対応の準備ができるんだしさ。」
「そんなにすぐ行くとは思わなかったんですぅ」
「相手も、まだ聞いてないんですか?ってな剣幕だったぞ」
「その方、最初、お店に来られたんです。そこで会社に言うワって言ってたんですけど。」
「それは何時頃?」
「ええっと、2時半です」
俺は呆れた。
「さてはまた忘れたな?」
「いえっ忘れてないです。ちょっとお店がバタバタしてたのもあって」
「今さっき俺がクレーム電話受けたのは18時半だぜ。もうそっちにクレームいきましたかったって、その間、4時間も空白があるじゃねぇか。」
「ハイ・・・スミマセン・・・うふふふふっ(笑)」
でももうクレームは受けて善処しますって答えたので事は済んではいる。注意した相手が笑ってばかりいると、こっちも噴出してしまい、またいつの間にか彼女のペースに踊らされているのに気付いた。でも、これは彼女の報告が遅れた、怠ったとみられても仕方がない。
「注意したら?」(ジャン妻)

俺は翌日、本人に会って注意した。
「昨夜のクレームは俺の方で対処したからいいけど、報告してる時って笑う場面じゃなかろうがよ。社内だから俺だからいいものを、対社外的な内容だったら君の笑いは相手に誤解されるぞ」
その時はさすがにかしこまって「ハイハイ」って神妙にしてましたね。
「俺らが来る前はこういう時どうしてたんだ?本社に報告せんかったんか?」
このうふふ女、前の体制にトラウマがあるらしく、ハンカチを出して目をぬぐいながら泣き出した。
俺らがこっちに来てから最初の個人面談でもシクシク泣いてましたね。私の黒いノートを見ると、「○○の涙の謎」って書いてあった。今でも何で泣いたか謎なんです。察するにこの会社に長くいて、過去にあった嫌なことを思い出したようです。
俺は困惑した。「また泣くぅ」
「・・・」
「もういい」
俺は席を立っちゃった。嫌なことがあっても辛くても辞めなかったのは、このうふふ女はシングルマザーだからなんだが、その辺りの詳しい事情は私もわからない。普段は笑ってばかりいるクセに、過去やその辺りに触れるとシクシクメソメソ泣き出すので閉口した俺は、今は触れないようにしている。
私がシングルマザー社員や、バツイチの女性社員に肩入れしがちなのは、生活がかかってる=仕事に集中する=それが会社の為になるという下心があってのことなのだが。

俺の大嫌いなお偉方が東京から来てこっちの会議に出席した後でスタッフとの懇親会になった時、俺はそのお偉方の近くになるのが嫌で嫌で、このうふふ女を連れて誰よりも先に宴会場へ走り、一番奥の席に引っ張って俺の前に座らせた。そうすると主賓が見えない位置になる。
「こんな奥の席でいいんですか?」
「いいんだ。手前だと注文とかとんなきゃなんねぇ。俺は今日の賓客が嫌いなんだよ。そいつが見えねぇように俺の前にいろ」って座らせた。
「うふっ(笑)」
何を笑っとるか。
後でジャン妻は、「アンタは彼女を使ってホスト役を放棄したわね?」
それもあるが、そのうふふふ女を賓客近くに座らせたところで何もしないぞアイツは。気が利かないんだから空いたグラスも下げないし、追加オーダーも取らないに決まってる。このうふふふ女性は自分のデスクに座って自分で完結する仕事にしか向いてない。
俺らが東京に引き上げた後で、誰に託そうかっていう候補に名前が挙がったのだがボツになった。

処理済~笑う女.jpg今日も彼女は笑っている。
ポカを指摘した後で、「君は血液型は何型だ?」
「O型に見られますがA型です」
「ホントにA型かよ?」
「ハイ多分。半分くらいは。うふふふふっ(笑)」
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再会のドラマ [人間ドラマ]

市ヶ谷でB級ラーメンを腹中におさめた後、あの連中(Yoko、雪子、肉子他、過去記事イロイロ、カテゴリ人間ドラマ)の支店へ。
皆、ビックリ仰天!!
歓喜と戸惑いで迎えられた。「今日はどうしたんですかぁっ?」

歓迎の後、苦々しげに俺に皮肉を俺に浴びせたのは肉子お嬢。
「ホント○○さん(私のこと)っていきなり現れて、自然にズカズカと輪の中に入ってきますね」
「だって前にこの店にいたじゃんか」
「そーですけどっ」
「この間、会っただろーがっ」
「あっ、あの時はごちそーさまでした」[わーい(嬉しい顔)]
これは肉子、雪子が食べていたこの日の弁当です。相変わらず肉が欠かせない。肉子は野菜は残していた。
弁当1.jpg弁当2.jpg
肉子さんが歯磨きを始めた。私もハブラシを口に含んだ。
「なんでアタシが歯磨き始めたら、○○さんも歯磨きし始めるんですかっ?」
「今日、俺も昼飯で肉を喰ったから」
「肉ぅ?今、アタシも食べましたけどっ」
ネジが外れてるYokoは「今日、ここに来るから(肉子さんにも会うから)、お昼にお肉食べたんですか?」
どーしてそういう論法になるんだろう。
「それってどーいう意味よっ」(肉子)
このやり取りを見ていたこの春に入った新人がいた。私を見てコワゴワ。「お噂は・・・」
「なんの噂だ?」

雪子はプンプンだった。
「あの人は押し付けるというか、やってね、頼むよ、期待してるからって言うだけなんですっ。言った後は音信普通で連絡もないし・・・」
やってね、頼むよ、期待してるから??
あの人とは伊東甲子太郎のことか。
そういう言いグサなのね。でもそこは雪子さん他、託された側に奮起して欲しい部分もあるのよ。依存してちゃぁダメ。成長しないし。
「連絡を待つな。自分で決めて動きなさい」って言いました。

水面下で、雪子を本部勤務にするプランが進んでいる。
それをYokoや肉子は知らないのだ。。。
知ったらどーいうギャァギャァ反応になるか目に見えるようである。

別の支店で。。。
ド忘れU君は痩せた。http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-10-26
「なんだずいぶん痩せたな。これ以上痩せてどーすんだよっ。」
「痩せたんじゃないんですぅ。ヤツレたんですぅ」[バッド(下向き矢印)]
「韓国料理でも食え」
「食べてますけどっ」[バッド(下向き矢印)]
「人が足りないのは聞いたよ」
「タイヘンなんです人がいなくて。でもこれ以上は状況悪くならないかなって思うようになりましたけどぉ」
「まぁ、俺が戻るまで頑張れ」
「えぇ~それまでもたないですぅ」[バッド(下向き矢印)]
お前は人の10倍、忘れっぽいんだから大丈夫さ。

U君の店に、とっとと別れろのS君がいた。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-03-24-1
とっとと別れろどころか、私がとっとと別れさせた?背中を思いっ切り押したようなもんだけどな。
満面の笑みである。
「ええっと、もう旧姓でお呼びしていいんだよね」
「ハイッ」[わーい(嬉しい顔)]
「独身生活を満喫してそうだな」
「ハイッ、満喫してますっ、今、△△に参加してて、昨夜も夜遅くて・・・」
別れてよかったと言わんばかりである。別れたら別れたで暴走したりしないだろうか。大丈夫か???

ド忘れU君の店にZ女史のマネージャーがいた。その彼と話があったので、彼が運転する助手席に乗り込んだ。運転しながら彼が言うには、、、
「この間、□□さん(女史のこと)の店に扇風機、持ってったんスよ」
「せんぷうき?」
「エアコンが壊れたんだそうです」
「修理すればいい」
「でも天井に付いてる古い機種なんでおそらく部品が。彼女、自分トコに電話かけてきて、エアコンが壊れたの、しか言わないんです。壊れたったって自分は電気屋じゃないんだからって言ったら・・・」
怒ったらしい。
そりゃ怒るさ。「電気屋じゃないから」なんて言い方しちゃダメ。「取り敢えずこうしなさい、修理呼びなさい」っていう指示を出さないと女史は自分が軽く見られたと思って怒り出すのだ。
「じゃぁ家庭用のエアコン買うか?」
「いやぁ。1台じゃ足りないっス。2台はないと」
「2台?彼女の店はエアコン2台も追加したらブレーカーブッ飛ぶゼ。前に数回、ブレーカー落ちて俺にギャァギャァ言って来てさ、東電呼んだことがある」

http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-06(女史との別れの情景。プププッ笑)

店に着いた。
女史は私の顔を見ていきなり、
「終わったのっ?」[わーい(嬉しい顔)]
「いや、まだですよ。向こうは一旦は落ち着いたけど、まだかかるよ」
「なんだ」
途端に口を尖らせた。
「今、こっち大変なのよっ。Oさんだって休日当番出てるんだから」
そりゃアタリマエだろ。だってここの所属なんだから。出れる時、出なきゃいけない時は出なさい。
かつて私は女史の支店の休日当番を殆どこなしていたので、「欠員が出たらどうすればいいの?」って目の前の事しか心配しないのは相変わらずなようである。戻ったらまた俺に甘えるつもりだな。
「エアコン壊れたんだって?」
「そうなの。暑いでしょこの店。この残暑にさ。アタシだって家から扇風機持って来てるんだから」
「エアコン修理するか買うしかないけど、買うんなら電気の容量数確認しないと。下手にエアコン買ったら前みたいにブレーカーバンバン落ちるよ」
「・・・」
女史は上目使いに俺を睨む。俺がエアコン壊したんじゃねーって。[あせあせ(飛び散る汗)]
片腕のO美人は知らん顔。我関せずで自分の仕事をしてる。
「いつ、帰って来れるのっ?」
「まぁ、来年以降になるべく早いウチに」
「そうよ。きっとよ」
さては戻ったら戻ったでまた俺に店のカギを預けるつもりだな。。。

再会の週明け、私の大嫌いな偉い人がやって来て、俺とジャン妻に言う。
「東京の本体がパンクだ。あれから人もよう辞めよるし。いつ頃戻れる?。。。」
もう帰れってかっ!!
俺は内心、「やなこった、本体がパンクぅ?そんなん俺らを手放した当然の結果じゃねーかバーロ」って悪態ついた。
それと送り出す時に2年って言ったじゃんか。
でも、東京の社員たちのことを考えると。。。
それでいて、やっと関係構築の入口に立てたこっちの社員たちのことも。。。
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私をここにおいてください顛末記 [人間ドラマ]

T君は異動店長なんですが、もう一人、店長になった若手女性社員がいる。
その子はT君の異動に伴い、番付が繰り上がった。Yuちゃんというその子の過去記事がこれ。http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-04-10-3
「私をここに置いてください」というメモを私のロッカーに貼った子。
異動願ではなく、異動したくない願の子。
老け顔で地味ぃな子です。

当時、Yuちゃんは「こりゃ女の字か?」ってくらいにへったクソな字のメモで直訴嘆願してきたんですが、当時の店長が「この店にずっといたいなら、○○さん(私のこと)にお手紙を書きなさい」ってそそのかした。
当時はこのやり方に感心しなかった。
だったら店長が私に「彼女はウチにとって必要なので、動かさないでください」って言ってくりゃいいものを。それを当時、1年生だったか2年生になったばっかのYu君にやらせるのは常軌を逸してる。1年生社員に言ったモン勝ちになる味をシメさせるのは如何なものか。
だがYuちゃんの住まいが突出していて、今いる店舗にしか通えない距離位置にいたのが幸いした。今日まで異動はなかったんです。

その代わりというか、私は当時、Yuちゃんにこう言っています。
「社員である以上、異動は当たり前だ。もしその店にいたいならそこの管理者になるしかないぞ。」
この件とこの台詞は、私は伊東甲子太郎に伝えました。「Yuは異動したがらない。こういう風に釘を刺しといたからいつか管理者(店長)にしちゃおうぜ」
「いつかは店長にしたいですね」
甲子太郎はこういう腹案は反対しないんです。それを知っててススメた。
だが、いつかは?が案外と早く来てしまったのです。
甲子太郎は本社から出向して来た形で、雪子、肉子、Yoko、T君、Yuちゃん、私にサビ抜きを喰われたパートさんたちの店長を兼務しているのだが、他の支店でトラブルが相次ぎ、俺らもこっちへ来ちゃったので、殆ど一人で各店を飛び回り、彼女たちの支店に殆ど入れなくなったのだ。

某所で甲子太郎と会って打ち合わせた時、
「自分、抜けないと・・・」(甲子太郎)
「まだ、入ったばっかじゃん」(私)
前店長(カロリーメイト野郎)の送別会&甲子太郎の歓迎会&忘年会が昨年末ですよ。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-12-30-1
それからまだ7ヶ月程度しか経っていないんだが、甲子太郎は自分が抜ける為と、昨日載せたT君を他店へ大抜擢するプランと、二つの案を練ってたので、T君が抜けた後の店長を誰にするか、候補者を物色してたらしい。
その候補者の中に一人、中堅の男性社員がいたんだけど、その男性社員は器が小さいのか辞退したことで、YuちゃんがT君に引き続き抜擢された。3年生社員の店長が誕生した。職制上は、雪子、肉子、Yokoたちの上になったんです。

Yuちゃんに電話した。
「聞いたぞ聞いたぞ」
「はぁ~い(哀)」
「他にいないんだろ」
「そうなんです。△△さん、辞退しちゃったから」
「それは彼の器量の問題だから。だが、前に俺に置手紙書いたの覚えてるか?」
「ハイ。覚えてます。でも早過ぎます。まだ3年目ですよ私」
お前は老け顔だから見た目は40台に見えるから大丈夫だと言いかけて止めた。

「確かにちょっと早かったかな~。でも遅かれ早かれ一緒だよ。2年目で店長にしたヤツも過去にいたゼ。」
「誰ですか?」
その女性は今はリーダー長。http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-04-14-1に登場した。この女性の名前を出したらUちゃんはちょっと声音が上がった。
「だいたい、ああいう置き手紙・・・っていうかメモじゃねーか。俺に書くからだよ。一か所にいたいんだったらそこの管理者になるしかないんだ。俺、〇〇に話したもん。Uちゃんは過去にこういう手紙書いてきたからいつかは管理者にしちゃおうぜって」(〇〇は甲子太郎のこと)
「えぇ~っ、そーなんですかぁっ」
「俺はまだあの手紙持ってるからな。やるしかないぞ。自分で望んだ結果だからな」
「やりますよっ。でもまだ自信がありません」
「リーダーなんか自信満々でやらない方がいいんだ。自信が過信になる。自ら率先して動きなさい。Uちゃんの為に何人の社員が動いてくれるか。そういうリーダーになりなさい」
「背中を見せればいいんですねっ」
処理済~置き手紙.jpg処理済~右がT君、左がUちゃん.jpg
この写真、左がYuちゃん、右がT君です。
その後、T君、Yuちゃん、二人からメールが来た。
「これから初めての店長会議なんです。行ってきます」
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あの子がついに~迷える子羊の顛末記 [人間ドラマ]

T君という女性社員のこと。
過去記事はhttp://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-02-07です。
この時、3年生社員だった当時、何があったのか無断欠勤しやがって大騒ぎになった。
真冬のクソ寒い日の夜、彼女の家まで様子を見に行ったのは私ですよ。

T君は支店長に休む旨も理由も連絡せず、同じ支店の同期、P子にメールだけ送信して来た。「体調悪いから休みます」これだけ。
支店長は「自分には連絡がないのか」と悲しんだ。この日はインフルエンザで1名欠員プラス、T君の無断欠勤で2欠になり、祭日連休明けで待合室がいつもの1.5倍の大混雑。待たされてキレた患者もいた。
混んだのは季節がら仕方ないけど、そういう休み方をしていいワケがない。
携帯鳴らしても出ないのだ。

誰かが私の上役に「事件に巻きこまれたんじゃないですか」って吹き込んだもんだから、心配性を絵に描いたようなその上役は、私に「様子を見に行ってください」私はブツクサ言いながらT君の家に向かった。
「見に行くだけでいいから・・・」
「わかりましたよ」
命じておいて上役はその夜、飲み会だったんです。内心、この野郎と憤慨しながら、T君に失望しながら、埼玉の某駅から日没後の徒歩20分、めっちゃクソ寒いなか家を探しまくってやっとみつけたんです。寒い夜に知らない家を探すのって結構、辛いもんですよ。
その顛末は過去記事を見て欲しいんだけど、何か記事の上では不完全燃焼、消化不良に終わっている感がある。

それとは別に、T君は「2週間休みたいです。許可して貰えますか?」という甘ったれたメールを支店長のアタマ越しに私に送信してきた。
「2週間も休むんなら辞める覚悟で休むんだなっ。2週間後には机がねーよっ」って突き放したらシクシク泣き出しちゃったのね。
「そんな言い方をしたの?」(上役)
私は何か間違ったことを言ったか?ああ、私の言い方ね。だが、U子、D子、K君他、私が可愛がっていたT君の若手同期たちが辞めていく中で、上役はT君だけは手放したくなかったようでございます。
まぁ父性本能をくすぐる子ではあるんです。それはさておき、2週間旅行の行先がニュージーランドのクライストチャーチだったので、「おまえ、死にてぇのかバカっ!!」ってま~た激怒したのは私。
1回、泣かせたくらいで懲りませんよ私は。親は許したのか。何を考えてる?
「瓦礫だぞっ。余震もあるぞっ。親に心配かけてまで行くなっ」
「ニュージーランドでなくても、他でもいいんですけど」
(ぬわにぃ?)
「前金はどーなった?」
「もう支払っちゃいました。返ってきません」
「命を買ったと思えっ」とか無理くり言いました。この時の私のドラ声は丸聞こえで、雪子や肉子は黙ってたけど、ネジがどっか外れてるYokoは「あんなに言っちゃかわいそうですよ」とか言ってましたね。
アタマに来た私は上層部に「Tはクビにしましょう」くらいは言いましたよ。そしたらまた上役は、「たった2週間程度で変わるんなら、その後で頑張るなら、外国に行かせてやってもいいんじゃないの?」という温情主義であった。
あーそーですか。
では海外旅行に行かせましょうとなった。私は行かせるにはどう穴埋めすりゃいいか当時のカロリーメイトばっか喰ってた支店長に相談したんです。
「Tが2週間も抜けて大丈夫?」
「なんとかなると思います」
みたいな会話をしましたね。

私は言うだけ言ったんで、その後は知らん顔してたんだが、行く予定だった6月になってから、その後に登場したバリバリの改革派で熱血漢の伊東甲子太郎(※)が私んとこに来て言うには、
「Tさんが、辞めたいって言ってます。何かご存じですか?」
(アイツ、訴える相手を変えやがったな?)
「またかよ。あいつは前に・・・」
全部総ざらい説明しましたよ。甲子太郎も頷いてたが、その後でどういう論法で押したのか、「ここで辞めたらもったいない。君が必要だ。頑張ろう」みたいな、私には絶対に言えない台詞で押し切ったのはサスガ。
(※)http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-12-25-2

そしたらTは辞めるタイミングを失ったらしい。というのは、震災後にT君を地方都市に1ケ月半飛ばしたんです。
「そんなに旅行に行きたきゃ行かせてやる。自分で予定を組め」って言ったの。確か、ビジホで1週間単位で行ったり来たりだったと思う。
これには裏情報があって、「Tさん、彼氏とうまくいってないみたいですよ」(Yoko)
「そうか。あれっ?彼氏ってお前が紹介したんじゃないの?」
「ハイ。お友達としてですけど」(Yoko)
「余計なことしやがって。でも相手もその気がねぇんなら別れろ」
「ええっ、そんなぁ」(Yoko)
私はそこに付け入った。その後、T君は徐々に落ち着いてきたように思います。あの震災で何か思うところがあったのかもしれない。

私がT君たち(雪子、肉子、Yoko他)の支店からいよいよ離れる最後の日、「転勤する、じゃぁな」って言ったらT君は、「ふぇっ??」って素っ頓狂な声を出して声が裏返った。
「何処へですか?いつまでですか?」ってウルサク聞かれた。
それ以来会ってません。会ってないけど、某所で伊東甲子太郎から「Tさんを店長にします」っていう腹案は聞きました。
「Tが・・・」
他に人がいないんだなっていう苦しい台所事情はわかった。
だが、Tは受けるだろうか。
私の中では無断欠勤五月病の甘ったれでしかないのだが、5年生6年目になったT君に店長の白羽の矢がたち、T君本人も転機が欲しかったのか、本人は受けたんです。
私はその決定を、転勤先のこっちで郊外の田園地帯を走ってた夕方にメールで知り、驚いたと同時にちょっとだけ瞼が霞んだ。
「あのTが・・・店長に・・・ウソだろ・・・」

最初は電話した。
「おまえよっく引き受けたなぁ。大丈夫か?」
「ハイッ」
「他に誰がいるん?」
「今年に入った新人さんと二人です」
新人と二人?
教える側になったのか。間違ったことをする子ではないから大丈夫かな。

以下はメール。
「あの冬、T君の豪邸に、様子を見に行ってよかったと今は思ってるよ」
「・・・あの冬、あんな事件を起こしたのに、店長の役目をいただいて楽しく仕事をしています。豪邸に●●さんが現れた時は恐ろしかったんです。話をしてご迷惑とご心配をたくさんの方にかけていたと大反省しました。。。ごめんなさい。いいお店にしていきたいです。頑張ります」
というものであった。
処理済~右がT君、左がUちゃん.jpg若手は成長する。
迷える子羊は私の知らないところでいつの間にか成長していたみたい。とうとう人を率いる側になっちゃった。
自分が迷ったのを乗り越えたんだから、迷った後輩たちも導けるでしょう。
「Tさん、顔つきが力強くなってたよ」(ジャン妻)

T君は異動店長なんです。もう一人、店長になった子がいる。
(この写真、左から二番目がT君です。)
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人間ドラマ、後日譚。。。 [人間ドラマ]

東京の女性リーダーから連絡が来た。
ある支店の店長(ベテラン社員)の様子がちょっと不安定なので、気に留めて欲しいというもの。
先日、都内に仕事があった帰りに様子を見にいき、その店の外からそーっと覗いたら。。。
処理済~最近の肉子さん2.jpgありゃ?肉子さんがいる。
眉間が険しい。急遽採用された新人にPC操作を教えてる。
何だか怒ってないまでもイラついてるようです。この子は他人のペースに合わせる子ではないのだ。まして、人に教えるなんて絶対に向いてないキャラ。
ガラス窓越しに私を発見したらパァッっと表情が明るくなった。満面の笑顔になった。[わーい(嬉しい顔)]今までブスっとしてたのにその変わりようは何だい。
「ど、どーしたんですか?」[わーい(嬉しい顔)]
「今日はさっきまで都内の仕事でね。通りかかったのさ。(わざと通りすがりのフリをする私)ハイ差し入れ」
差し入れは、コンビニで買ったコールドドリンクと、アイス各種、それとチョコの類。適当に買ってドサドサと持ってった。
「うわぁ~い、ありがとう」[わーい(嬉しい顔)]
「異動になったんか?」
それまで満面の笑みだった肉子さんは途端にムッとした。
「異動じゃないよっ!!今日1日インストラクターですっ!!」[むかっ(怒り)]
表情変化の忙しい子である。
単なる単発Helpらしい。日常何でも変化を嫌う肉子さんは、異動、応援とかにも過剰に反応する子なので、行った先の人間関係とか(自分と合う合わないのレベル)、距離とか、行きたくない理由、反対の為の反対意見をグズグズ言って、勤務地変更はこれまで実現しなかったのだがよく動かしたものだ。

後で聞いたら、「アタシは今日1日、インストラクターです」には裏があって、最初は雪子さんが候補だったんだと。だが雪子さんが他の店へ出向くと肉子ちゃんは留守を一人で守らなくてはならない。肉子さんはそっちの方がイヤで、「だったらアタシが行く。雪子さん留守を守ってよ」という彼女のワガママなんだそうです。

「○○さん(私のこと)が抜けてから、Yokoさんが大変なんです」
「さては浮いてるな?」
「ええ、○○さんさえいてくれたらって言ってますよ。お店に行きました?」
「いや、行ってない」
Yokoが浮いてる?
顔を出してもいいが、「俺さえいてくれたら」ってそんなアホを店内で堂々と公言してるんだったら俺は顔を出さない方がいいな。
「差し入れ遠慮なくいただきますねっ」
「肉じゃなくて悪かったかな?」
「ううん、大丈夫。最近食べ過ぎなの」
(またかよ)
「それともうすぐ健康診断だから。。。」
アイスをニコニコしながら食べ始めた。

そこの店長は10年選手でそれまで永遠のナンバー2だった子。肉子とも旧知の仲。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-01-07-1に登場しました。
「肉子が教えてる人は誰?」
「今回新規に採用されたんです。頑張ってはいますけど、まだ操作が不慣れなんです」
「採用されたばっかりってどれくらい?」
「1週間かな」
「いっしゅうかんっ?前に採用になって肉子や雪子の支店で研修中だったヤツは?」
「覚えたかな~って思ったら、いきなり辞退したんですよ」
「じ、じたい。。。[たらーっ(汗)]だったら応募してくんじゃねぇ」
「その後がなかなか決まらなかったんです。本社の対応が遅いから」
採用していきなり辞めたんなら本社の対応が遅いとも言いきれまいけど。
「肉子さんのインストラクターは今日だけなんだろ?」
「そうです。明日はSさんが来ます」
「えっ??Sが??」
Sは「とっとと別れろ」http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-03-24-1に登場した女性です。
「アイツもう旧姓に戻ったんだよな」
「って聞いてます。私も会うの久しぶりなんですよ。多分、旧姓で呼んでも大丈夫だと思います」
「ガハハハ(笑)そりゃめでてぇ(笑)よくやったゼ(笑)」
「またそんなことを・・・」
「本人に言ったらマズイかな」
「あたりまえでしょ。ダメですっ」
「あっ、向こう(転勤先)ではこんな暴言吐いてないからね。人間関係が慣れてないから標準語や丁寧語をしゃべってるんだよ俺。疲れるぜ。寺に預けられたみてぇだ」
「標準語を喋ってるって。。。それってあたりまえですよ。。。」

Sは翌日に来たそうです。
Sは私の転勤前、別れた亭主のDVと不倫に悩んで会社を休みがちになり、泣きながら私に電話かけてきた。
私はアタマにカーッと血が昇って「とっとと別れちまえそんな野郎はっ!!」って3回くらい言った。Sは受話器の向こうで更に泣いていた。
もっとヒドいことを言った。「何が未練でそんなオトコと暮らしているんだおまえはっ」
これは今思えば言い過ぎだったと思う。
結果、Sは独身になった。この「とっとと別れろ」は転勤前の3月だったのだが、その後でホントにとっとと別れてしまい、転勤先の俺んトコに連絡が来た。
最初は落ち込んでたみたいだけど、「お前は若いし“そこそこ”美人なんだから、この先、幾らでも出会いがあるだろうがよ」って言ったら憑き物が落ちたみたいになった。
根は単純な子なので「そうですねっ。いい恋しますっ」[わーい(嬉しい顔)]
「あの時は思いっきり背中を押したからな」
「ハイ、〇〇さん(私)に押されました。今は独身生活を満喫していますぅ」[わーい(嬉しい顔)]
(このSは、昨今、仕事上で大ポカをやり、昨夜、Sの店長から俺やジャン妻に愚痴メールが届いた)

留守を守る伊東甲子太郎から連絡があって、T君という若手が店長に大抜擢されたのを知った。(事前に、Tさんを店長にする予定ですという話は聞いてたけど。)
私はその抜擢された子、T君に電話したら、
「店長になっちゃいましたぁ」[ぴかぴか(新しい)]
電話口で舞い上がるような、声が上ずっているように感じた。
「今まで辞めないでよう頑張ったな。見ててくれてるんだよ会社も。他に誰がいるん?」
「今年入った新人さんですっ」
新人と2人?
大丈夫かよ。[たらーっ(汗)]
人に指示する立場になったのか。このTという子はhttp://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-02-07他に登場しているのですが。。。(続く)
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