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某居酒屋 頑張るギャルたち [居酒屋]

処理済~某居酒屋.jpg敢えてボカします。
駅前大通りにあるからご存じの方も多いでしょう。
私の好みの店じゃないです。一人客向きの店ではなくグループ向け。軽いノリで社内4人の男性で行った。
店の名称からして男っぽい硬派の店かと思ってたら、スタッフは黒いTシャツを来たギャルばっかりだった。
「お客様おみえで~す[わーい(嬉しい顔)]
明るく元気のいい接客。ウルサいくらいです。
板の間座敷と掘り炬燵席とある。炬燵席が用意されるまで若干、待ったのだが、その待つ間に、他のテーブル席を見ながら、「こりゃ滞る店だな」というのがわかった。
掘り炬燵席に移動した。生ジョッキが4人分、「お待たせしましたぁ[わーい(嬉しい顔)]」の声とともに届いた。では4人で「お疲れ様でした」の乾杯。そしたら生を運んで来た女の子が「お客様乾杯でぇ~す!![わーい(嬉しい顔)]」の掛け声とともに、店の女の子全員が「お疲れ様でぇ~す[わーい(嬉しい顔)]」の合唱が響いた。

店内混雑と、忙しそうなので、すぐさま料理のオーダーにとりかかる。
「モツ鍋この人数だったらどれくらいがいい?」
4人です。でもお店の女の子は、「2人前ぐらいがちょうどよいかなと思いまぁ~す[わーい(嬉しい顔)]
この時は懇切丁寧で遠慮深いなと思ったのだがこれはマチガイ。鍋だけで腹ぁ膨らまさせるには惜しい客だと思ったに違いない。鍋は2人前にして、他のお料理もどうぞという作戦だなって見抜いたのは私だけだった。
ストライクゾーンが高めの私と違って、他の3人は若いギャルには甘い。大甘。鼻の下伸ばしてやがる。

「鍋は2人前、それと鳥てん、何とかサラダ、めんたいダシ巻き玉子・・・」
熊本直送の「馬刺」を頼んだのは私。
「馬刺は霜降りと赤身とございますがぁ[わーい(嬉しい顔)]
「両方!!」(私)
「以上でよろしいですかぁ[わーい(嬉しい顔)]
「それと大ジョッキ4つ!!」(これも私)
まだ誰も1杯めを飲みほしてないし他の3人が次の生を欲するかも確認してないのに俺は独断専行してオーダーした。滞ってちゃんと厨房に届かない危険を察知したからです。
案の定、幾つか「???」があって、熱燗が先に来てハイボールが遅れたり、鍋の最後、チャンポンや雑炊の後にめんたいだし巻き玉子が来たりのチグハグさはあったが、威勢のいい美形のギャルだから「まっ、いいかぁ~」って許しちゃってるようないい加減さ。

この店、色気で売る店ではないが、メニューん中に女性スタッフの紹介や写メ、連絡先交換?みたいな頁もあったので、私はキャバ系に近い接客路線かと思ったよ。
前に載せて、アクセス数が現在でも異様に突出してる塚田農場みたいだった。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-03-21-1
私みたいなヤボが普段、利用する店じゃないです。だがこの店の名誉の為に書くと、モツ鍋はなかなか美味しいスープだったし、足りないスープは追加してくれたし、鶏てん(唐揚げ?天ぷら?)、霜降馬刺も美味しかったのだ。
それに私だって木石じゃないし、若いギャルが明るい表情で持って来たら悪い気がしないわけじゃない。
〆のチャンポン、雑炊で腹いっぱいになった。

こういう店に来ると、店ん中が喧噪なのもあって、飲んでて話題に出る内容はくだらないネタになりがち。
野郎4人で私以外の3人はイロモノが大好きで、私は誘われたから仕方なく来たが、ホントは気が進まなかったのです。
意外に思われる方もいるかも知れませんが、私って社の飲み会のお誘いはかからない方なんです。
彼らも私に対して、「アイツは路線が違う」「小さい店を好む」「社内に奥さん(ジャン妻)がいるからあっち系の店にはいかない」「そういう話題も嫌い」という硬い独自路線なのは知られていて、今日だって「食事行きます?」って仕方なく誘われただけ。
まさかついて来るとは思わなかったのではないか。
彼らの話題は、おねーちゃん系、どこそこは〇〇分で幾ら幾らだった、フーゾク、国籍、店で働く女性の値踏み、サービスの内容、そんなくだらない話題しか出なくなった。この店でそういうネタになるってことは、アンタらこの店のギャルスタッフを見て触発されたんかいって思わざるを得ない。
くだらん。
サイテー。
来なきゃよかったよ。俺は浮いていた。知らん顔してた。

じゃぁ何故、この記事をUpするか。
この後が本題。
私はくだらない話題に辟易してそっぽを向いてたんだが、そっぽを向いた視線の先、通路を隔てた向こう側のボックス席で、6~7人ぐらいのサラリ-マン男性客のグループで、一人のおっさんが轟沈して眠ってるのに気付いた。
座ってうなだれてる。首がガクッって落ちてるんです。
ありゃぁ帰れるんかなって思った。お会計のタイミングで目が覚めるでもなく、ずーっと沈んでるんです。
意識がないぞ。ヤバくないか。

ところがそれに気付いたのは私だけ。他の3人はオンナの話題で盛り上がって気付きゃぁしない。
そのうち向こうテーブルが騒然としてきた。コイツ大丈夫か、ヤバイぞってな感じである。
轟沈したオッさんに肩を貸そうにも足元がおぼつかず、ズルズル生きずりだしたら通路に寝ちゃったんです。意識がない。
店のギャルが飛んできた。
おしぼりとバケツが運ばれた。急性アル中らしい。
店のギャルは同行客と話しながら、救急隊員、救急車、店の名前、場所を電話で話している。ここで「おっ!!」と気づいたのは、店のギャルたちは笑顔を維持しているんです。2人か3人いたが、誰も憤懣や嫌悪感を出していない。顔がひきつってもいない。目元も険しくない。全員が笑顔。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
俺らが入ってからずーっとそのまんまの笑顔。。。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
救急隊員からの指示を電話で受けながら、明るい声で復唱してその通りにしていた。
「もうすぐ救急隊員が参ります[わーい(嬉しい顔)]」これも笑顔。
「ご迷惑をかけて・・・」
「いいえ、そんなことないですよぉ[わーい(嬉しい顔)]」これも笑顔。全然、嫌がってるように見えない。

彼女たちの胸中ホンネはどうあれ、不満顔を全く出さず、笑顔で明るく介抱するその子たちに私は感心した。ホレボレしてしまい、この異変が起きるまでは、「騒々しい店だな、若いギャルで客を呼んでんのか」ってやや冷めた目線だったのだが、この光景で彼女たちに見とれてしまったのだ。

ところが恥ずかしいことにこっちの連中、まだ気付かない。
サイレンが近づいてきた。店外に赤いサイレンがくるくる回っててもオンナの話題に夢中です。店ん中に急隊員がドカドカやって来てからようやく異変に気づき、延々続いたくだらない話題が打ち止めになった。
「あれ、何だ?」
呆れ果てた俺は軽く一喝しましたよ。
「さっきからあーなってんじゃん。何で気がつかないのよ」
「いつから?」
「20分くらい前からずーっとだよ。気づけよ」
20分はオーバーかな。実際は10分程度。
救急隊員が2人来て、処置を施して、外へ連れてった。

その後がまた大変。
救急隊員は人命救助だけで店内の掃除まではしない。それはギャルの勤め。明るい表情でせっせと床を拭くギャルたちの美しさ。。。
そのグループもお客なので気を遣ったのか、グループが去ってから初めて、「ご迷惑おかけしました。お騒がせしました。ちょっと臭うかもしれませんので窓をお開けしましたが、お寒くはございませんかぁ」[わーい(嬉しい顔)]
満面の笑顔だった。誰かが「寒い」なんて言ったらくらわしてやろうかと思ったよ。
こっちの連中は酔いが覚めたような顔してる。さっきまでくだらないオンナの話題で盛り上がってたのがウソのようだった。それが潮時で、会計した。

廊下を歩いたら、まだ床を磨いてるギャルたち。
「ありがとうございましたぁっ」[わーい(嬉しい顔)]
「お疲れ・・・」
「いいえぇ~」[わーい(嬉しい顔)]
「エラいな・・・」
[わーい(嬉しい顔)]
労わずにはいられなかった。店の雰囲気は私の好みではないし、おそらく再訪はないと思いますが、この店、ギャルが元気に頑張ってます。
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チエさん [居酒屋]

ジャン妻とチエ嬢.jpg中央銀座アーケードを、腕組んで歩くジャン妻とチエ嬢の後姿。
年齢差だと母娘。
既にホロ酔いです。

「梅ふく」を出て、天然ママの「GRTU。。。」に向かってるトコです。ママをびっくりさせよう、俺らの組み合わせを見てどういう反応を示すか見ようぜという悪ノリ。



「梅ふく」で、小上がりにいたチエ嬢はお若かった。
えっ!!こんなに若いの??って仰天したからね。チエ嬢は「梅ふく」に7年前から来ているそうです。ってことは○○歳そこそこで古典酒場の暖簾をくぐってるんだから相当な通である。
私なんか40歳前までは古典酒場よりも、社の女性を連れてったら鼻が高いだろうモダンデザイナーズ酒場を選んだりしてたからね。
でも、そういう酒場ってのは栄華盛衰の理もあって消えてった店もある。古くなっても、安くて美味くて長年営業してる店は強いのだ。
アジフライ.jpg刺身盛.jpg
おでん.jpg「梅ふく」のマスターやママは、最近になって暖簾を潜り始めた俺らと、数年来の常連たるチエ嬢の組み合わせをどう思っただろうか。
敢えて何も言ってなかったのは気配りと思うけど、一度だけマスターが俺らの小上がりに来て、「ネット関係??」
ヤベッ、気付いたか。[たらーっ(汗)]
「仕事関係です」ってゴマカした。
話題は、お互いのお仕事のこと、旦那さん含めた現在の生活のこと、いつからネット世界にいるか、こっちに赴任した経緯、その他モロモロ。。。


カウンター1.jpgカウンター2.jpg
最初、GETU。。。のママは気付かなかった。
普段、こっちは遅い時間に2人で、チエ嬢は早い時間帯の一人客なんだから、フツーは、「おや?今日は3人ですか?」って気付くよね。気にするよね。「お連れ様はどんな方?」って興味持つよね。
だって自分の娘ぐらいの年齢の女性をお連れしてるんだから。若い美女と老いかけた野獣夫婦の組み合わせ3人ですよ。
でも気付かないらしい。
半ば呆れたジャン妻が、「ママ、この人。。。」
チエ嬢を紹介。
「??あらぁ??」
目を見開き、逆三角形の口あんぐり。
「お知り合いだったんですかぁ?」
「うん。実は・・・」
「いつも早い時間に来る方なんですよ」
「俺らは来る時間帯が遅いからね」
処理済~カウンター横から.jpg処理済~カウンター背後から.jpg
処理済~酔って候.jpg酔っぱらったチエ嬢を、くるまで迎えに来る旦那さんと待ち合わせの場所まで送っていく。
私は「お嬢様を送るまでは酔えねぇ」ナイト気分用心棒気分なので意識はしっかりしてるつもりだったが、撮った写真を見るとやっぱブレブレですね。

親分の店の前にさしかかったら、ちょうど店を閉めて片付けしてるトコらしく親分がゴミを持って出てきた。
「ど~もぉ」
「うん?ああ、お疲れさまです」
「この女性、ご存じ??」
親分は「???」だった。ちょっと記憶にないようでした。
おっちょこ店員のBさんはマットをバタバタバタバタはたいて片付けてた。あんなにバタバタしてたら自分のアタマに埃被るし、埃を吸いかねないぞ。

チエ嬢を乗せた旦那さん(兄貴)のくるまがブォ~ンと走ってった。

こっちに来て、せめて一人ぐらいは会社以外、飲み屋以外で地元の人と知り合えるだろうかって思ってた。今宵出逢ったその人は、親子ぐらいの年齢差。
自分らに娘がいて、娘と飲んで、酔った娘を見送る時ってのはこういう気分なのかもしれない。
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鳥佳に群馬和泉が。。。 [居酒屋]

11月に2回、行きました。
問題が起きて東京の本社に呼ばれ、横浜の支店対応に駆り出された夜に行きました。
会社は私に対して、「人が足りないんでお願いします」という低姿勢だったが、
「俺らを放出したんだから人が足りないのあたりめぇだ、俺は今は上州の人間なんだぞ」って鼻白む気持ちの方が強い。
(この性格にも困ったモンですが。。。)

横浜の実家に泊まっても、木造なので寒いんです。上州のマンションの方が部屋数少ないけど鉄筋なので暖かいのだ。
しかも、喰い物がない。
ジャン実家に行って喰わせて貰ってもいいんんだけど。
「どうせ鳥佳でしょ」
「・・・」
「一人がいいんでしょ」
「・・・」
この店はジャン妻公認の店です。
雨の上大岡1.jpg雨の上大岡2.jpg
雨の大久保橋.jpg雨の右よし左よし鳥佳.jpg
「奥さんはぁ?」
「向こう(上州)で一人でいますよ」
「心配じゃなぁい?」
「心配って私が?私を?一応、この店は私の一人飲みは公認なのっ」
「奥さんも安心よねぇ。フルーツの盛り合わせのお店じゃないもんねぇ」
さっきから俺を冷やかすのはマスターの片腕、女性のMさん。

マスターと、上州の食文化、酒文化のネタの途中で冷蔵庫を見たら、何と!!
群馬泉があった。
いつもは竹鶴なんだけど、今日は群馬泉に換えて貰った。
群馬泉.jpgアスパラ.jpg
「このお酒って前から置いてあるの?」
「今回たまたま・・・向こうで飲まれてますか?」
「いや、群馬ではあまり置いてないようです。この店にも来た吉田類さんが群馬で唯一入った店(つくしです。吉田氏が入ったの店は実際はもう一軒あります。)に置いてあったんだけど、ラベルに群馬ってあるから地元の人は恥ずかしがって飲まないんですなんて言ってたですよ」
って言ったのはつくしの若主人です。
横浜の「鳥佳」で飲む群馬の酒、どういう巡りあわせだろうか。何かの啓示かな。
鳥ネギ.jpg肩ロース.jpg
つくね.jpgチーズを巻いたなんだっけ?.jpg
刺身はカツオと黒鯛だったかな。
冷奴は初掲載です。豆腐より薬味の方が多いかもね。
カツオと黒鯛?.jpg冷奴.jpg
マスターがおっ母さんを温泉旅館に連れてって、部屋についていた風呂に入れようとしたら、息子(マスター)の手を借りるのを潔しとしなかったようで、宿の人を呼んでってお願いされたそうです。
「それはおっ母さんの女性としてのプライドでは?」
「そう!!そうなんです。」
旅館のスタッフは介護とまではいかないが、快く手を貸したそうです。
老いたりとはいえ、女性としての誇りが出たんでしょうね。何処の旅館かは聞かなかったが、温泉旅館って介護に通じるものがあるって言ったのは船山温泉のT館長。だって部屋があって、厨房があって、温泉(大浴場)があれば可能だし。
ふとこの時、「船山温泉はどうしてるだろうか」って脳裏に浮かんだ。
焼きおにぎり.jpgスープ.jpg
アオリイカの刺身。
胴体、ゲソ、エンペラ、全部盛り合わせてあった。
ワサビと生姜も。私はイカは生姜が大好き。
アオリイカ.jpgアオリイカと熱燗.jpg
横浜の何処かで、九州の物販を展示するイベントがあって、そこの蔵元さんが何かの酒を出展したのだが、その蔵元さんが「鳥佳」に来て、「ウチの酒がある」って感激したらしい。
何て酒か忘れたけど、九州だから焼酎だと思う。・
さっきの群馬泉みたいに、お客さんが「何でこの酒がここにあるの?」って感激する以上に、酒の造り手が店に来て、まさかこの店に置いてないだろうと思ってたのに、自分が造った酒が置いてあった意外さってのは感激するもんだそうな。
しかもこの店である。感激も2倍3倍になったに違いない。
親子丼.jpg雨の鳥佳.jpg
月に2回か。。。
そのペースは、上州に来る前の回数よりちょっと少ないくらいだが、この店の来店するペースを増やす時、私は上州を去っている筈。
上州と東京横浜をどうにかして掛け持てないか考えているズルい私はの中を上大岡駅へ歩いた。
雨の鳥佳2.jpg雨に煙る鳥佳.jpg
上州も雨だろうか。いったい俺はどっちの人間なんだろうな。。。
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彼女は年上(仮題) [居酒屋]

魚が美味しい親分の店には女性スタッフが2人いて、曜日を決めて別々に勤務、親分をサポートしている。
仮にAさんとBさんにしておきます。
いつの日からか、私らはBさんの勤務曜日を狙って行くようになった。別にもう一人のAさんがどうとかではなく、俺らがお目当てのBさんは見てると飽きないというか、オモシロいのです。
ズッコケてばかりいる。
客が誰もいない時はカウンターに座って足をブ~ラブラさせながら親分と談笑してる。そこへいきなりガラガラガラって扉を開けると慌てて立ち上がり、後頭部を壁にぶつけ、「い、いらっしゃいませ」
座敷に上がろうとしたけどサンダルが上手く脱げなかったり、店内をバタバタ闊歩して転びそうになったり。
いつかは厨房から絶叫が聞こえた。何か薬味を入れ忘れたらしく、「あぁ~っ!!カァツオォブゥシィ~!!」
親分は苦笑いしてた。
親分から皿の色指定があった時、そのお皿は山積みの一番下にあった。ガチャガチャ音を立てながら、
「お皿、下から引きずり出してるよ」(ジャン妻)
「そのうち、上からお皿崩れてきて割れるな」(私)
ワクワクしながら見てた。

Bさんの動作を見て吹き出しながらジャン妻の話かけを無視してるとジャン妻は怒り出す。私を見なさい、私の話を聴きなさいって。
カツオ待機中.jpg店内.jpg
Bさんは一生懸命だがオッチョコチョイで、Aさんはごくフツーの女性(だと思う)というか、しっかり者のイメージ。ところが今日は木曜なのに二人ともいた。予約の宴会が入っていたようです。親分入れて3人体制になっていた。
親分は気合入っていた。
バッツンバッツン音を立てて、アンコウを骨から分断している。
俺らのカウンター上には予約客のアンコウ鍋が三つ並んでいる。
処理済~気合入る親分.jpg鍋が三つ.jpg
鍋を覗いちゃった1.jpg鍋を覗いちゃった2.jpg
鍋が座敷に出された後、カツオの造りが、貨物列車のように並んだ。
カツオが並んだ1.jpgカツオが並んだ2.jpg
親分は宴会客の料理を造りながら、
「合間に仰ってくれればやりますから」
「うん。じゃぁ、キンメと石鯛と・・・」(私)
「アンキモ」(ジャン妻)
アンキモ.jpgホウボウだったかな.jpg
宴会客を迎える準備で忙しいこの時、店入口左の小上がりにも別の接待か何かのお客さんがいて、俺らが入ってしばらくしたらお勘定して出て行かれたんだけど、そっちの対応、片付け作業も加わり、店には失礼だが、こんな活気のある日もあるんだな~。
金目鯛.jpg石鯛.jpg
見てると、親分が大事なことを指示する際、例えば「鍋、火をかけといてくれよな」とかの肝心要の指示をする時はAさんかBさんの名前を呼ぶんだけど(2人いるから名前を呼ばないと指示が伝わらない)、名前を呼ばれる回数は、圧倒的にAさんの方が多い。
サザエ.jpg塩麹焼き.jpg
鮭茶漬け1.jpg鮭茶漬け2.jpg
11人の宴会客が座敷に収容され、鍋とカツオの一気出し、後は勝手に飲ってくれ状態になった頃、カウンターにいる俺らの前には親分ともう一人の女性、斜め後ろに俺らが笑ってる女性が立った。
「2人とももう長いの?」
「○年ぐらいです。二人とも前の職場の後輩なんです」
前の職場が何かは聞かなかった。飲食店かレストランだろうか。○年という年数は短くなかったので結構前からの付き合いのようです。
誰が言いだしたのか忘れたが、干支と年齢の話という女性に対しては禁断のネタになり、親分の年齢は置いといて、Aさん、Bさん、ジャン妻、そして私の4人、寅年を基準に年齢のあてっこみたいになっちゃったんだけど、一番、若かったの誰だと思います?
驚くなよ。
私だったんです。私が一番、若かった。
おっちょこちょいで若く見えるBさんは、私の1歳上だったのにオドロキ。
本人もオドロいたみたいで口数少なくなっちゃった。

その次に行った時です。
今日もキンメ.jpg〆サバ.jpg
お通しの塩味湯葉.jpgサバ塩焼.jpg
この日はチリ鍋をいただいた。
コンロ.jpg雑炊の準備.jpg
銀ダラチリ鍋.jpg雑炊だよ.jpg
22時過ぎて、親分が業者との打ち合わせで座敷に入った時、カウンター向こうのBさんに訊いてみた。
「この店長いんでしょ。居心地いいんだ?」
「もう○年になりますから。。。」
「この店って給料いいの?」
「またそういうことを訊くっ」(ジャン妻)
「ええっと、他を知らないので。。。」
他にも二つ三つ聞いたけど、Bさんは、頑張って働かなきゃならない人なのがわかった。

お店のお品書きを担当するのはBさん。
ヤタラと修正の跡が多いぞ。
修正液?.jpg処理済~大沢親分の店.jpg
店を出る時、
「じゃぁまたね、(1歳上の)おねーさん」
Bさんは、「あ、アタシ、おねーさんになっちゃったんですねっ。」[あせあせ(飛び散る汗)]

昨夜22時半ぐらいだったかなぁ。私、ジャン妻、チエさんの3人で歩いてたら、片付け中の親分とバッタリ。
Bさんは店のマットをバタバタバタバタはたいて片付けてた。
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酒房と陶器 GETU。。。 [居酒屋]

処理済~ジャン妻の周囲.jpgジャン妻残業中です。
彼女は3台のPCを駆使して、3社の締め作業と経営分析を担当しています。
俺なんかPC1台なのに。。。
「そりゃアンタは対人間が担当でしょ。数字、見ないじゃん」
「数字?見ますよ。給与計算は俺がやってんじゃないか」
上がってきたTC(タイムカード)を集計してるだけです。
給与計算って合って当然で、間違えるとブーブー言われる。

社員の給与計算を手放さない限り、上州の社員とは縁が切れることないのに気付いたのよ。
東京で言いました。
「引き上げた来春以降、社員の給与計算は誰がやるんですか?」
「4月以降のことは未だ決まってません」というお答えでした。
給与計算ってのは毎月、決まった時期に内勤で拘束される。その場では返事が貰えなかった。では決めてあげましょう。
「私がやりますよ」
留守を守るのはTOPに昇格した伊東甲子太郎という男。彼に「自分は上州を手放すつもりはないからな」
上役に言うセリフじゃないかも知れないが、甲子太郎は、「ええっ?どうしてですかぁ?」
上州は誰か他の人に回してこっちを手伝ってくださいよみたいな言い方だった。
でも、「ヤダ。俺は手放さないぞ」
「そんな言い方したの?」(ジャン妻)
「人が少ない少ないって言いながら担当を決められないみたいだから、こっちで決めてやったんだよ」
ブツブツ言いながら事務所を出たら、時刻は22時をまわった。
「七?」
ところが酒悦七はカウンター七席が殆ど満席だった。
「ママの店?」
「おでん始めたかな」
この記事は11月の半ばです。もう寒くなってきている。前にママは、「おでんを始めようと思って用意したら、その日は気温が上がっちゃって・・・」・・・ボヤいていたが(天気予報でも見ればいいのにさ)、もうおでんは出てるでしょう。
想像するだに、ママのおでんは薄味かと思うけど、薄味以前にちゃんと味がしみているだろうか。
前は私、おでんって濃い味が好みだったんです。でも最近は薄味を好むようになってきた。大通りの「○兵衛」はちょっと濃い味で塩気が強め。それはそれで美味しいけど。「梅ふく」のような薄味がいい。
セッティング.jpgセッティング2.jpg
おしぼり、箸と・・・紙?
「何この紙?」
「さぁ?」
この紙はあまり意味がなさない。「天ぷらの油とり紙か?」
「さぁねぇ」
そのウチ湿気でびちょびちょになっちゃったモン。
お通しは、この店手作りガンモをおでんの汁に浸したもの。薄味でした。ああ、これくらいならいい味だな。
「大根、味がしみるまでちょっとお待ちくださぁい」
二皿、いただいた。
おでん1.jpgおでん2.jpg
遅い自家なので、煮物中心で、少なめにしました。
豚角煮.jpgおにぎり.jpg
薄味なので、おにぎりをちぎって浸して、おでん茶漬けです。
おでん茶漬け1.jpgおでん茶漬け2.jpg
カウンター右端の老紳士は気持ちよさそうに寝ていた。
爆睡してましたよ。気持ちよく寝られるってのは、それだけ居心地がいいんでしょうな。それを見たママの表情が可愛かった。いたずらっ子のような顔してましたね。覗き込んで、両手をパッと開いて、「わぁ~、寝ちゃったぁ~」
爆睡の常連客.jpg気持ちよさそうに寝てるなぁ.jpg
寝ちゃった常連さんに気を遣ってましたが、自分でつまづいたり、お皿がガチャガチャ音がして「ハッ」としてましたよ。
私らは起こさないように、両腕をクロスして、静かぁに「お会計・・・」
お会計は5000円札でお釣りが来ました。ママは5千円以上だったり、1万円以上だったりすると、間違え易いみたいですね。
そ~っとお店を出ました。
そろそろ閉めの時間.jpg間違えようのないお会計.jpg
陶器とママの店.jpgアヤシイ灯.jpg
ママはまだ知らない。
私らが来春、ここを引き払うことを。
「帰る前に挨拶に来ようね。何か器を買って帰ろうよ」(ジャン妻)
「うん・・・」
買った器を見て、時折思い出すでしょう。
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梅ふく [居酒屋]

小上がり.jpgカウンター.jpg
誰もお客がいなかった。
「まさかもう店じまい?」
「違うよぉ。さっきまで満員だったんだよぉ」なんて言ってるマスターはまだ酔っ払ってなかった。
カウンターの隅に座ろうとしたら、
「何やってんの。遠慮しないで。ここ、真ん中座って座って。」
おでん鍋の前に座った。私はカウンターの左端が好きなんだけど、おでん鍋の前ってのはカウンターで言う特等席だと思います。
おでん鍋.jpgおでん1.jpg
おでん2.jpgおでん3.jpg
「この間、奥さんがいなかった時、旦那さん2回来たんだよね。」
「あっ・・・」
言ってなかったんです。
「そうなの?」
「うん。言ってなかったな。2回来たんだよ。一度、帰ってまた来たの」
ジャン妻は目を剥いて呆れたような表情である。
「奥さんに言ってなかったの?」
「忘れてた」
「あれっ?あれっ?これって言っちゃぁマズかったぁ?」
別にマズくはないんだけど。実は前回の翌朝、枕に血が付着していたのにオドロキ。鏡を見たら、額が切れて血がにじんでいたのです。いつ傷つけたか未だにわからないのだ。
マスターが言うには、「その傷、1回めん時はなかったですよ。2回めに来た時に血が出てましたねっ」
そういえば、2回めにカウンターに座った時、常連さん誰も俺と顔を合わせようとしなかったからね。
額の傷は支店でもからかわれ、あるヤンキー社員に「その傷、どーしたんですか?〇〇さん(ジャン妻)にやられたんですか?」
「彼女は俺を張り倒すこたぁあっても、切り傷はつけないよ」ってごまかした。傷はなかなかふさがらず、何回か出血した。
今でも謎なんです。何処にぶつけたんだろうか?
「朝、起きたら血が付いてたんだよね」
「どっかその辺に頭突きでも・・・[わーい(嬉しい顔)]
今日もカワハギ.jpg肝和え美味いよ~.jpg
マスターが酔っ払わないウチに「アジフライ!!」
しっかり者のママがいるとはいえ、マスターが酔っ払ってからだと心配だからすぐオーダーした。カウンター左端の向こう側で揚げる。
サクサクで美味いっ!!
ポテサラをオーダーしたら、「付け合せに載せてあげるよ」この辺りが良心的です。
アジフライ1.jpgアジフライ2.jpg
「何で二人で転勤したの?珍しいよねそういうのって」
普通は別々でしょう。会社の温情もあるけど、良く聞かれるのだが、私は総務と支店管理、ジャン妻は経理と経営分析なんです。
「いつも一緒なの?」
「東京では別の部署でした。今は、デスクで向かい合わせになってます」
「いいねそういうの。」
一緒でなきゃヤダってわけじゃないですよ。こっち(上州)の職場が俺ら二人を必要としてたから二人で来たの。
でも社名で二人で来たってことは社命で戻らなきゃならない。最近、私はこの帰還命令のネタになるとややブルーになりがちで、小上がりに4人客が来てマスターの視線がそっちに逸れたら私は寡黙になってしまった。
「ま~た戻りたくないって考えてるんでしょ」
「・・・いや、前回、ここに来た時、〇〇から電話があって、アナタをお借りしますって」
「温泉、行っていいの?」
「いいさ。いっておいで。俺は今は止めておく。写真だけでも撮ってきてよ。ダウンロードできる?」
「できるよ」
この温泉旅館は老舗で、私も宿のHP見て「!!」って驚いた。
天然鯛.jpg鯛と銀盤熱燗.jpg
メニューがもうちょっと大きくてハッキリした字だといいんだけどなぁ。
処理済~何を思うジャン妻.jpg処理済~今日も頑張るご夫婦.jpg
「ええっと、白菜漬け」(ジャン妻)
「白菜漬ぇ?知らねぇぞぉ」
この店の白菜漬は歯応えが凄いのだ。固い。ママも笑いだした。「この間、凄いお顔して噛んでいらしたから・・・」
漬物盛り合わせ.jpg金目塩麹焼.jpg
「ホントは旦那さん、3回来てるのよ」
「3回?2回でしょ」
「1回出て、また入って来たじゃない」
「ああ、1回店を出て路地まで行って、また戻って扉を開けて、マスター、お幸せにって言ってくれないの?って言ったヤツね」
それをカウントされても。。。
空いた皿が並ぶ.jpgいつもの暖簾.jpg
お幸せにぃの前に聞いてみた。
「休みは何曜日なの?」
「カレンダーの赤い日」
「日祭日?」
「そう。それと他に休みたい日は自分で赤く塗っちゃうのよ[わーい(嬉しい顔)]
忘年会シーズンに突入するまで、年内、もう2回か3回くらいは来たいですね。そのウチ1回は。。。(ニヤッ)
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梅ふく~お幸せに&お帰りなさい [居酒屋]

路地入口1.jpg路地入口2.jpg
暖簾1.jpg処理済~頑張るご夫婦.jpg
旅に出ます.jpg今宵は雨で、私一人でカウンターです。
「奥さんは?」
「東京へ」
「旅に出ちゃったんだ」
「出張ですっ。明日の夜、帰ってきますよ」
「じゃぁこれなんだね。」
ここでマスターは、後ろを向いて。背中を見せた。
旅に出ます探さないで下さい・・・
「あのねぇ。帰って来ますよ。何ですそのTシャツは?」
「これ?松尾芭蕉のTシャツ」[わーい(嬉しい顔)]


空いてます。
最初、カウンター右端に男性客が一人いたけど、「この後、東竜に行くんだ」って言って出て行かれた。
「ええっと、カワハギですね。すぐやります。ちょっと今、お客さんが立て込んじゃって・・・」
どこが!! 
「誰も客いないじゃん」
「すぐやります。信号待ちで5分くらいかな」
おでんー2.jpgスパサラ.jpg
カウンターに常連さんが集ってきた。
小上がりにも男性客4人、女性客が3人。殆ど満席になった。
小上がりから、「今夜のホテルは何処?」っていう会話があったから、泊まりでこの店に来るお客さんもいるようです。
カワハギ1.jpgカワハギ2.jpg
カワハギが来たぜ。
マスターは、「お待たせ~。今日は飲んでないから早いでしょ?じゃぁ軽くビール」って言って飲み始めた。別のお客さんのオーダーには、「今日は飲んでないから遅いでしょ?」なんて言ってたからアヤしいもんである。
なめろう.jpgニシン.jpg
この店にはBGMはない。
厨房の上に薄型小型のTVがあって、懐メロが流れてる時が多い。
「焼酎ロック?お湯割りね。そういえば水割りっていう歌あるけど、お湯割りって歌ないね」

小上がりから天ぷらのオーダーがいった。
揚った時、「天ぷら、松茸でなくてスミマセンねぇ」なんて言ってた。それを見て、揚げ物は、マスターが酔ってないウチに先にオーダーした方がいいなって思った。この狙いは次回、活かされることになる。
マスターが飲みだしたのはその頃から。常連さんにススメられるままクイッ、クイッと飲んでましたね
「お客さんは奥さんと仲がいいね~、いつの時代から一緒だったの?御神酒徳利みないなもんだね~」
私は赤面した。
いない人(ジャン妻)の話題なので、私は苦笑しながら適当に相槌打つだけである。
処理済~カウンターから厨房を見る.jpg処理済~マスター.jpg
白菜漬.jpg白菜漬をお願いした。
これがすぐに噛みきれないくらい固かった、というか、相当な歯応えがあった。
歯の弱いお年寄りには無理だろう。
顔をしかめて噛む私は鬼の形相になってたようでママが大笑いである。
「何ですこれ?」
「固いでしょ。アタシが足で踏んで漬けてるから」
そしたら常連さんから、「ママが足で踏んだら木端微塵になる」って。


銀盤.jpg銀盤熱燗.jpg
徳利を4本飲んだ。そろそろ引き上げ時である。
「もう帰るの?もう少し飲まなきゃ体が悪くなっちゃうよっ。でも毎度っ!!ありがとうございましたっ!!」って背中に浴びて路地へ出たんだけど、何か物足りない気がする。忘れ物をした気分。
引き戸を開けて、店ん中に顔を突っ込み、
「ねぇマスター、お幸せにって言ってくれないのっ?」
「あっ、ごめんなさいっ!!毎度っ!!お幸せにっ!!
雨の田町ー1.jpg雨の田町ー2.jpg
この後、一旦、部屋に戻った。
そしたら東京の社員(女性リーダー)から着信があったので折り返したら、そのリーダー他、3人でジャン妻への温泉へのお誘いだったのです。
(この3名は登場してます。全員独身です。辞めるタイミングを見失った10年社員ばっか。)

そのお誘いなんだけど、儀礼上なのか、気遣いなのか、一応、私も誘われたんです。
でも・・・
この地を去り難く思ってる今の俺が、東京の社員に会っていいのかな?
東京の社員に会ったら、帰りたくなっちゃうのかな?
何か気が引けてね。こっちでは「帰りたくねぇ」、東京では「なるべく早く戻れるようにする」、こんな矛盾を抱えた今の俺がお誘いに乗ったら悪いなって思ったのもある。辞退しちゃった。
「是非、誘ってやってくれ。女性同士で盛り上がってくれ」って。俺も加わっても、部屋割りとかあるし、女性4人で男性俺1人っても気を遣うだろうしね。

(その旅館名を聞いて、後で調べたら凄い老舗旅館だった。。。)

その他、社内東京で起きてる問題点が幾つか聞かされて酔いが覚めた。その電話は20分くらいだったが、携帯を切った後で、(飲み直すか。。。)
また外に出たんです。雨は上がっていた。BARかCaféを探したんだけど、うさぎCafé辺りが手頃なんだが、カウンターが満席だった。
(どうしようかなぁ・・・)
他の店を探すのが面倒くさくなったのね。いいやもう「梅ふく」で。再度、暖簾をくぐったのです。
再び.jpg暖簾2.jpg
「お帰りなさいっ」
アタリマエのように言われましたね。
「どーしたんですか?」
「酔いが覚めた。」
先刻と同じカウンター席に座って飲み始めた。
おでんー3.jpgまた赤貝.jpg
小上がりにいた女性客3人は勘定をすませ、「マスター、お幸せにって言ってぇ~」って甘え声を出し、顔を赤くしたノリノリのマスターはこれ以上ないってくらいの力強い大声で、「お幸せにっ!!」
その後、静寂が訪れた。
TVではアド街が映ってました。見たら湯野上、大内宿だった。
マスターと大内宿や会津談義をしたように思うがよく覚えていない。上州で会津の特集番組を見るのは何だか複雑な気分だった。高級旅館「藤龍館」や、湯野上の有名フレンチはランキングに出てたけど、蕎麦宿は映らなかった。
私は熱燗2本を飲んで、赤貝とおでんをつまで30分。もう1回、「お幸せにっ」を聞いて帰った。

あの店のカウンターにいると、幾らでも飲めそうな気がする。自分では酔ってないつもりだったけど、東京の部下の電話と、梅ふくや上州の人情を天秤にかけて、いつしか眠りに堕ちていったのです。
「お幸せにっ。。。」
いい送り言葉だと思います。
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梅ふく~うさぎCafe [居酒屋]

路地へ.jpg「マスターが酔っぱらわないウチに行こうよ」(ジャン妻)
覗いたらカウンターは満席。ジャン妻は「カウンターが空いてないなら他の店にする?」なんて言うけど、もう女将さんと目があってしまった。
小上がりが空いていた。
白い電光看板.jpg
ママが言うには、「先日、ここを紹介してくれたって仰ってたお友達って、前は髪の長い女性で、最近は少し切った方じゃないですっか?」
ああ、チエさんのことか。このママにツッコミに固まった私。ママは前回は思い出せず、どんな女性か真剣に考えたんでしょうな。
髪の長い女だってぇ?
ここにゃたくさんいるからねぇ。
悪いなぁ、他をアタッてくれよ。
「ええっと、その女性、俺らまだ会ったことないのよ。仕事関係で。髪は長かったように思うけど・・・」
その場を取り繕うとはいえ随分いい加減に答えてますね私。苦し紛れに「電話でしか話したことない」って言ったかもしれない。ママにどう伝わったかなぁ。
何のお仕事?とまではさすがに訊かれなかった。訊かれたらなんてお答えすればいいんですかね。
イラストレーター?デザイナー?専業主婦?
処理済~カウンター.jpg赤貝.jpgこの店は小上がりからだとメニューが見づらいのだ。
マスターの背後に黒板みたいなのがあって、大きくない字がチョークで殴り書きされている。ママに訊くしかない。
それもマスターが酔っぱらわないウチに。オーダーさえ通しておけばマスターが飲むのを抑えるだろうというもの。
でも、小上がりから見てると、常連さんが注いでるのが見える。あっ、もう飲んでるっ。
この店のカウンター上にはおでん鍋と大皿が幾つかあって(タラコ、ニシン、サトイモ、おから)、すくってすぐに出せるようになっている。だからマスターは飲んじゃうんだろうな。

薄味のおでん。
シマッタ。にんじんをオーダーするのを忘れた。小上がりからだとカウンターにあるおでん鍋が見えないからね。カウンター常連さんの肩越しに覗きこむのも無粋なので、これもママに訊く。
ポテサラ.jpgおでん.jpg
里芋の煮ものです。煮っころがし。
「珍しいね」
「・・・」
「アンタがこういうの食べるなんて・・・」
「・・・」
「家ではお義母さんの里芋の煮ものなんか絶対食べないクセに」
里芋.jpg焼き油揚げ.jpg
俺らが熱燗二本開けたタイミングでカウンターが2席空いた。そろそろマスターが酔っ払いになる頃合いである。
「(カウンターに)移ろうよ」(私)
「今日はこれぐらいにしたら?」(ジャン妻)
この辺りがジャン妻のツマラないところで、仕事でも買い物でも何でも私の勢いを削ぐんです。次回にしたら?明日にしたら?ってのが多く、私は後日、「あん時、いっときゃよかった」って後悔するケースが圧倒的に多い。最近は「俺は勢いで仕事してるっ。止めるなっ」って言うようになった。
「マスターが酔っぱらわないウチに帰ろうよ」(ジャン妻)
勝手だなァコイツ。
「あれ?こっちに来ないの?」
マスターはちょっと残念そうである。それでも「お幸せにっ」って背後から声がかかった。
暖簾と提灯.jpg中央銀座アーケード.jpg
「マスター、飲みたかったんじゃないの?」(私)
「いいの今日はこれぐらいで」(ジャン妻)
ママは私とチエさんがどう繋がったのだろうか。でも会ったことのない女性を説明するのって想像力を駆使しても難しいのがこの日わかった。
次回、「三○雪子に似てるかも」ぐらいは言えるけど。こりゃぁいっそ、この店でお会いした方がいいなって灯が点った私。。。

処理済~うさぎCafe.jpg私らが出たのと入れ替わって男性客が3人入ったから、「ちょうどいいタイミングだったのよ」
まぁそうかも知れない。「梅ふく」を出て、駅の方へ戻る。

うさぎCaféの前を通った。
「うさぎCafe誰もいないよ」(ジャン妻)
「・・・」
「可哀そうだから入ろうよ」(ジャン妻)
「・・・???」
はぁ?可哀そう?
飲み足りないのかな。だったら梅ふくのカウンターに移ればよかったのに。



うさぎCaféなんて言ってますがちゃんとした店名ありますよ。女性オーナーが自分で言ってたんです。学生時代に教師に「うさぎ」呼ばわりされたって。
オーナーはうさぎに似ています。これって悪口じゃないですからね。
キッシュ.jpgフライドポテト2.jpg
HARPER.jpg「今日は何処かで飲んで来られたんですかぁ?」
「中央銀座アーケードの梅ふく」
「知らないですぅ。いいお店ですかぁ?」
「いい店だけど、マスターが飲んじゃうんだよね」(私)

ここで店を持つ前のお話しを聞いた。
開業して今年で○周年みたいな話題になったら、オーナーの年齢がバレてしまったゼ。
「○○歳ですよぉ~」
何か文句ある?みたいな。


ガラガラ.jpg処理済~うさぎ2.jpg
ふと気づいたら、うさぎオーナーがいないぞ。
カウンターの向こう側にしゃがみ込んで資料を見ていた。その仕草はうさぎそのものだったゼ。オンザロック2杯で上がりました。今頃、梅ふくマスターは酔っ払っているだろうな。

アーケード、「梅ふく」の路地入口のタヌキ? 
マスターに似てる。                うさぎCafeオーナーはこんな感じ?(失礼)
タヌキ.jpgうさぎ.jpg
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七~八回め [居酒屋]

七~夜はまだこれから?.jpg今日は見易いお品書き.jpg
「お疲れですね。」
マスターが私を気遣う。まだ月曜の夜です。週の始めでしかない。まだ4日5日あるのに。
「たまには仕事で疲れる時もあるのよこの人」(ジャン妻)

先に焼酎のボトルが置かれた。
「前に(私に)ボトル置いてあったのかって因縁つけられたよねぇ」
[わーい(嬉しい顔)]」笑ってごまかすマスター。
「あ、あれは、(会計済んで)後から出したからじゃんか」
寒いので日本酒、熱燗が欲しかった。
これぞキープボトル.jpg最初の膳.jpg
揚げ茄子ときのこの餡かけ.jpg緑川.jpg
珍しい、女性がいる.jpgいつも黒いシャツで、若いクセに何処かじじむさいマスターはグレーのシャツだった。店の壁にある絵も変わっていた。それだけで店内が明るく見える。

珍しく女性スタッフがいた。2階に宴会客でもいるようです。
この女性スタッフは先日、近隣のスーパー、〇〇〇で見かけた。
「何処かで見た女性(ひと)だね」
「七だよ」
でも女性は私たちには気付かなかった。まさか「七ですよね?」って声かけるわけにもいかないしね。

カツオとカワハギ1.jpgカツオとカワハギ2.jpg
2階の客がゾロゾロ出てった。
「半分現金、半分カードでできます?」
「あっ、うち、カードできないんで」
そういえば、私は今日までカード持ったことないな。ジャン妻に「カード貸せよ」って言っても貸してくれたことない。
「カードって便利だなぁ。現金なくても買い物ができるんだからなぁなんて言ってるアンタなんかにカード貸したら・・・」
それは俺もわかってる。なのである程度の現金がないと落ち着かない。
その人は一旦出て、コンビニのATMでも行ったのか、しばらくしたら戻って来て現金で支払ってた。幾らかわかんないけど、「領収書・・・」
りょうしゅうしょねぇ。
また変なことを思い出した。東京の本社にいるヤツで、支店に手土産を買って行ったはいいが、後で領収書があがってきて、「それくらい自腹きれよぉ」って経理が憤慨してたもの。高給取りなんですよそいつ。
自慢じゃないけど私は過去、支店の小宴会がミーティング形式や、宴の話題が仕事に関する固い前向きなものだった場合、和歌山の「千里十里」で一度だけ、たった一度だけですよ。自分の裁量で領収書をきったことがある。
席に上役、例えば社長とかいると、領収書をきって会社経費にする云々は任せちゃう。こっちに来てからは一度だけ、くいものやRと、親分の魚の店で接待みたいなのがあって、そん時は上役が領収書をきっていた。
ある程度の現金、所持してないとね。
アジフライ.jpg真鯛唐揚げ.jpg
「○○○(尺八が流れる居酒屋)の○郎さんと知り合いなの?」
7回目の七の時、角を曲がったら店を閉めていた○郎さんに出会って、「どうも~」って挨拶した後、「あの時は何処に行ったの?」って訊かれて、「七ですよ」、「ナナ?ああ、七ね。あそこのマスターは若いけどいいヤツでねぇ。俺ぁイロイロ教えてやってんだぁ」なんて豪語していた。
「・・・って言ってたよ」
「そうなんですか。○郎さんとは、そうですね。十何年ですかね。たま~に遅い時間に来ますよ」
「このカウンターに?」
○郎さんが七やGETU。。。に飲みに行くのは、たいてい店が空いてて早く閉まった時かのようです。でも体調は大丈夫なのかな。あんまり飲んじゃいけないはずだけど。
二つの店の位置関係は、近いような隣町。
ムカゴバターと徳利とお猪口.jpgムカゴバター.jpg
お茶漬けを注文しようとしたら、
「スミマセン、ご飯が。。。」
「ああそう。」
「急に2階(のお客さん)に出まして」
あっ、さてはさっきの2階のお客さんたちがこの店の飯をイナゴのように喰いつくしたな。遅かったか。
「うどんなら。。。」
この辺り、マスターは商売人っぽい。ご飯がなくてもうどんできたか。
「どんなうどんよ?」
上州かかあ天下うどんみたに20分近く茹でるシロモノだったら、うどんが茹で上がるまでに酔っ払いそうだったので聞いてみた。
「いえ、普通のうどんです。前にキノコ汁、召し上がられましたよね。あのダシで」
キノコうどん1.jpgキノコうどん2.jpg
この日と別の日、またまた2階が貸切で、4人でカウンターを占拠したことがあった。刺身は親分の店や尺八の店、梅ふくにはかなわないけど、その他の料理は秀逸でGOOD!!です。
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今宵は尺八が流れず。。。 [居酒屋]

覗いてみると。。。.jpgこっちに来て、初めて風邪をひきはじめた夜のことです。
この日も冷え込んだ。ジャン妻は不在です。東京で打ち合わせ後、食事してから22時頃の新幹線で戻って来る予定。
昨夜のうさぎCafeに行って気付いたのだが体調がイマイチで目の奥がジンジンする。額がやや熱い。
幸い、腹はそこそこ減ってる。○郎さんの店(尺八の店)が空いてたので入った。
だが、○郎さんも体調悪そうだった。
そのせいか、店内、BGMも流れていない。

「昨日(日曜日)は休んじゃったんで」
「うん。閉まってたましたね。体調悪かったの?」
「ちょっとねぇ。痛くて痛くて。。。」
「体調悪いんだったら、思い切って日曜祭日は閉めるって決めるのもありかなと」
「いやぁ、この辺りは日曜は営ってる店がないからさぁ」
だったらちゃんと開けないと。でないと遠くから来たお客さんがガッカリしますぜ。
「それに休んでも・・・」
・・・の後は省略。○郎さんの居場所はここなんだということ。
処理済~○郎さん.jpg壁の絵が変わった。。。.jpg
店主も客たる俺も体調が悪いもんだから話が弾まない。もっとも○郎さんはこの日の一見客さんには、「ウチは持ち込み自由なんです。何でも持ってきてくださいよ。」って凛として明るく接してた。
でも俺ん前では・・・
「痛い・・・」
「体が・・・」
「クスリがきかない・・・」
弱気の表情を隠さなくなった。ある夜の後、ワタシの前では弱気を隠さなくなった。

以下、私の持論ですが。
その日に演じた自分のドラマに幕を引く場所、私はそれが居酒屋だと思っている。その日、自分に起きた万象を振り返り、反省し、理想を言えば、店を出る時は明日への活力がみなぎってるのが望ましい。
それには店主や女将から得るハイブリッドパワーが必要不可欠で、暖簾を潜った時にはネガティブでも、店で癒され、闘魂ビンタではないが元気を抽入してもらい、暖簾を出て俗世に戻る時は夜空を見上げて。。。わかるでしょ私の言わんとしてることが。
だが最近、この店で元気を貰う部分が少なくなった。この店の訪問は欠かさずUpしてきたが、Upしてない、いや、Upできない一夜があるのです。

問題のその夜、俺はこの店で○郎さん素の姿に付き合い、店を閉めてから○郎さんと次の店へ同道し、その後、また灯の落ちたこの店に戻って飲みなおし、結果、持ち込んだ会津の「国権」を一升飲んでしまったのです。
(この店は持ち込み自由です。)
その時から、店側と客の一線をちょっとだけ超えた。それまで何処か一線を引いてた関係が変わったように思うのだ。

私は○郎さんはイキで売ってると思ってるし、店でそういう姿を見ると安堵するのだが、素の○郎さんを見て深更まで痛飲したあの夜を何処か引きずっている。
○郎さんは、あの夜に私を付き合わせたのを申し訳なく思ってるようです。私は自分の意志で最後まで付き合ったんだが、○郎さんは自分の弱みを見せてしまったんだからこのお客さんはいいやみたいな、他の客との違いを感じるようになった。

でも一見客にはそうじゃない。この日、○郎さんは、俺の前では弱い素を曝け出し、他の客の前では粋がってた。
正直、私の前でも前のカッコいい○郎さんでいて欲しいのだが。。。
もうあの夜の前には戻れないだろうな。。。
何だかワカランでしょ。
ちょっと書けないんです。リンクしてるどなたかが、私とお会いして、訊かれたら答えますけどね。

寒かったので、ビールはなし。いきなり熱燗にした。
アナゴ焼いてくれた。
アナゴ.jpgアナゴ拡大.jpg
私はアナゴってあまり喰わないの。寿司にあれば喰うけど、自分から注文したことない。アナゴってどんな容姿なのかパッと出て来ない。ウナギ?ウツボの細いヤツ?
ジャン妻のオヤジさんが俺の100倍毒舌のオヤジさんで、法事か何かで出前の寿司にアナゴがあって、誰かが「アナゴって美味しいぃ~」って感嘆したのを、オヤジさんが「アナゴは○○○を喰うから美味いんだ」って毒ガスをカマした。
娘のジャン妻が、「ちょっとっ、食べてる側からなんてこと言うのっ」ってたしなめたのを覚えてる。
○○○は想像してください。多分、アナゴが喰えなくなるからね。

親分の魚小料理屋にもアナゴが定番で、グループで行った時に誰かが白焼きや天ぷらを注文してた。まだ生きてるのを捌くのにちょっと時間を要するみたい。でも私は喰わなかった。
和歌山の「千里十里」にもハモ天ってのがあったがハモとも違うんですかね。

「奥さん元気?」
「今夜は東京で打ち合わせ」
「。。。」
○郎さんは、前述の事件で、ジャン妻に屈託があるようです。「奥さんに悪いことをした」って言ってた。

この日、他のお客さんにはカキフライ、イカフライ、赤イカとか出てた。私は何だかススまなかった。熱っぽいんです。風邪だな。。。
ここんトコ、忙しい。風邪なんかで休むわけにいかないのだが。
目の奥がジンジンする。

戻りカツオ。甘くて美味かったですよ。
「脂のノリがイマイチなんだよ」
そうでもなかったですよ。
「ニンニクは?」
「要らないです。生姜だけで。ネギも要らない。そのまんまの味を」
「ああ、そういうお客さんているよねぇ」
戻りカツオ.jpg戻りカツオ拡大.jpg
つまんで。。。.jpg生姜醤油へ。。。.jpg
ダメ。熱っぽい。
「奥さんにくれぐれも。。。」○郎さんは俺に深々アタマを下げた。止してよ。もう済んだんだから。
「うん。大丈夫。またね。。。」
外へ出た。

最近、酒悦七のマスターも言ってたんだけど、「〇郎さん、自分と会うと痛い痛いばっかりで・・・」
ははあん。親しい人には誰にでもそうやってコボシてるな。
まぁ仕方がないですね。こっちが受け入れるしかないでしょう。
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