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梅ふく [居酒屋]

小上がり.jpgカウンター.jpg
誰もお客がいなかった。
「まさかもう店じまい?」
「違うよぉ。さっきまで満員だったんだよぉ」なんて言ってるマスターはまだ酔っ払ってなかった。
カウンターの隅に座ろうとしたら、
「何やってんの。遠慮しないで。ここ、真ん中座って座って。」
おでん鍋の前に座った。私はカウンターの左端が好きなんだけど、おでん鍋の前ってのはカウンターで言う特等席だと思います。
おでん鍋.jpgおでん1.jpg
おでん2.jpgおでん3.jpg
「この間、奥さんがいなかった時、旦那さん2回来たんだよね。」
「あっ・・・」
言ってなかったんです。
「そうなの?」
「うん。言ってなかったな。2回来たんだよ。一度、帰ってまた来たの」
ジャン妻は目を剥いて呆れたような表情である。
「奥さんに言ってなかったの?」
「忘れてた」
「あれっ?あれっ?これって言っちゃぁマズかったぁ?」
別にマズくはないんだけど。実は前回の翌朝、枕に血が付着していたのにオドロキ。鏡を見たら、額が切れて血がにじんでいたのです。いつ傷つけたか未だにわからないのだ。
マスターが言うには、「その傷、1回めん時はなかったですよ。2回めに来た時に血が出てましたねっ」
そういえば、2回めにカウンターに座った時、常連さん誰も俺と顔を合わせようとしなかったからね。
額の傷は支店でもからかわれ、あるヤンキー社員に「その傷、どーしたんですか?〇〇さん(ジャン妻)にやられたんですか?」
「彼女は俺を張り倒すこたぁあっても、切り傷はつけないよ」ってごまかした。傷はなかなかふさがらず、何回か出血した。
今でも謎なんです。何処にぶつけたんだろうか?
「朝、起きたら血が付いてたんだよね」
「どっかその辺に頭突きでも・・・[わーい(嬉しい顔)]
今日もカワハギ.jpg肝和え美味いよ~.jpg
マスターが酔っ払わないウチに「アジフライ!!」
しっかり者のママがいるとはいえ、マスターが酔っ払ってからだと心配だからすぐオーダーした。カウンター左端の向こう側で揚げる。
サクサクで美味いっ!!
ポテサラをオーダーしたら、「付け合せに載せてあげるよ」この辺りが良心的です。
アジフライ1.jpgアジフライ2.jpg
「何で二人で転勤したの?珍しいよねそういうのって」
普通は別々でしょう。会社の温情もあるけど、良く聞かれるのだが、私は総務と支店管理、ジャン妻は経理と経営分析なんです。
「いつも一緒なの?」
「東京では別の部署でした。今は、デスクで向かい合わせになってます」
「いいねそういうの。」
一緒でなきゃヤダってわけじゃないですよ。こっち(上州)の職場が俺ら二人を必要としてたから二人で来たの。
でも社名で二人で来たってことは社命で戻らなきゃならない。最近、私はこの帰還命令のネタになるとややブルーになりがちで、小上がりに4人客が来てマスターの視線がそっちに逸れたら私は寡黙になってしまった。
「ま~た戻りたくないって考えてるんでしょ」
「・・・いや、前回、ここに来た時、〇〇から電話があって、アナタをお借りしますって」
「温泉、行っていいの?」
「いいさ。いっておいで。俺は今は止めておく。写真だけでも撮ってきてよ。ダウンロードできる?」
「できるよ」
この温泉旅館は老舗で、私も宿のHP見て「!!」って驚いた。
天然鯛.jpg鯛と銀盤熱燗.jpg
メニューがもうちょっと大きくてハッキリした字だといいんだけどなぁ。
処理済~何を思うジャン妻.jpg処理済~今日も頑張るご夫婦.jpg
「ええっと、白菜漬け」(ジャン妻)
「白菜漬ぇ?知らねぇぞぉ」
この店の白菜漬は歯応えが凄いのだ。固い。ママも笑いだした。「この間、凄いお顔して噛んでいらしたから・・・」
漬物盛り合わせ.jpg金目塩麹焼.jpg
「ホントは旦那さん、3回来てるのよ」
「3回?2回でしょ」
「1回出て、また入って来たじゃない」
「ああ、1回店を出て路地まで行って、また戻って扉を開けて、マスター、お幸せにって言ってくれないの?って言ったヤツね」
それをカウントされても。。。
空いた皿が並ぶ.jpgいつもの暖簾.jpg
お幸せにぃの前に聞いてみた。
「休みは何曜日なの?」
「カレンダーの赤い日」
「日祭日?」
「そう。それと他に休みたい日は自分で赤く塗っちゃうのよ[わーい(嬉しい顔)]
忘年会シーズンに突入するまで、年内、もう2回か3回くらいは来たいですね。そのウチ1回は。。。(ニヤッ)
コメント(6) 

コメント 6

みみん

額から血って!大ウケです〜!
そっち系の人にしか見えませんよ〜。
そりゃあ怖くて誰も眼を合わせませんて( ̄∇ ̄;) ビビリ

でも、どうしたのでしょうね。
酔いが醒めるような電話の後にゴツンとぶつけたのでしょうか。
どちらにしても、これから年末にかけてお酒の量も増えると思いますので気をつけてくださいね。


by みみん (2012-12-01 12:23) 

雨曇子

「結局何回暖簾をくぐったの?」
「マスターの背中の文字が見るたびに違うんだ」
「お幸せにでしょう」

「それは、おまえと一緒の時で、一人のときは・・・」
「何と書いてあったの」
「俺は待ってるぜ♪」
by 雨曇子 (2012-12-01 13:25) 

やっぱり、もと田舎娘。

私はジャン妻さんの
「行っていいの?」に驚き、わが身を反省しました。
こんな風に夫に聞いたことなかった気がしますσ(^_^)
何時も「行くから。」の伝達で、お伺い立てることはないもの。
ジャン妻さん偉い。
だから何時もジャンさんが一緒に居たくなるし
「梅ふく」のご主人から「お幸せに」の声が飛ぶのですね。
私達だったらどんな声が飛ぶのでしょう((笑))
by やっぱり、もと田舎娘。 (2012-12-01 13:40) 

船山史家

みみんさん。
一度、戻った後、洗面所のカミソリで、頑張って生えている額のマダラな毛髪を剃ったようです。その時、何かが切れたらしい。
店を出る時にいたお客さんは、二度めに戻った時もカウンターにまだいたんですが、全く俺と視線を合わせないんですよ。
場所が額だけになかなか塞がらなかったです。こっちにはマキロンもばんそうこうもないし。

>そっち系の人にしか見えませんよ〜。
皆様、私は決してそういう者ではございませんのでご安心を。
私は年末も普段も酒量は変わらないような気がするんですよね。みみんさんもそうじゃないの?(笑)
by 船山史家 (2012-12-02 09:01) 

船山史家

雨曇子さん。
昨夜、「のぼうの城」を見た後、この店の暖簾から覗いたら満席でした。
ママが路地まで出て来て「ゴメンナサイ」って。その場でしっかり次週の予約を入れました。楽しみです。その日、マスターのTシャツの裏地はどうなってるかな。カレンダーの日付を強引に赤く塗りつぶした日に店を休んで旅行に行った際、観光地のTシャツを買ってくるみたいですね。
昨夜は男の隠れ家みたいな居酒屋を初訪しました。
by 船山史家 (2012-12-02 09:05) 

船山史家

やっぱりもと田舎娘さん。
ジャン妻の「行っていいの?」は、私が辞退したから、「ワタシ一人で行っていいの?」なんですよ。事前相談なく決めた事はお互いないですよウチらは。
一度、やってみようかな。「行くからね」「決めたからね」決定事項だけ落とすの(笑)。
私は「梅ふく」の「お幸せにっ」と、親分の店の「お世話になります」・・・居酒屋でこういう風に言われたのは初めてですよ。斬新でしたね。
田舎娘さんご夫婦にも「お幸せに」って声が飛ぶでしょう。居酒屋はその時だけの限られた時間、空間だけど、暖簾を出たら人それぞれの日常が待ってるワケじゃないですか。変わりない日常の時間へ帰って行く背中へ「お幸せに、また来てね」なんだと思いますよ。
by 船山史家 (2012-12-02 09:06) 

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