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ラーメンを無料(タダ)で喰っちまった話 [ラーメン]

これぞ定番の味.jpg
白髪ネギと胡麻油だれの競演、これぞ○○家定番の味!と謳っている有名チェーン店での出来事です。
写真のとおり、白髪ネギにゴマだれが絡んで、カッティングしたサイコロみたいなチャーシューが3個入っているんです。
これを久々に喰おうと食券を購入した。塩ネギラーメンです。バターともやしも追加した。

昼時で混んでた。
私は一人客なのに人相風体で警戒されたのか、何と!!一人客なのにボックス席に案内されたのである。そんなん初めてです。
だが一人でボックス席だと落ち着かない。しかも陽射しが熱くてね。

その店は小柄なオバちゃんが一人でフロアを行き来して頑張っていた。
笑顔をキープしながらきりきり舞い、案内、注文聞き、接客、膳拭き、「食券先にお願いしまぁす」、「ただ今満席ですので少々お待ちくださぁい」、「ありがとうございましたぁ」の繰り返しである。
ほう。。。
一人でようガンバっとるな。
人事を長年やってると、他の店、他の会社のスタッフを見て、自分トコと似てる従業員と重ね合わせるものなのだ。社内の誰かに似てるように思った。頑張れ~。
25分くらい待ってたら、「お待たせしました。ネギラーメンのもやし、バター入りですね」
ここも重要。ネギラーメンって言ったんですお店のオバちゃんはね。来たかオシッ。喰うぞっ。
ところが。。。
変だなぁ。。。.jpg胡麻ダレがないなぁ。。。.jpg
ゴロチャーシューがないなぁ。。。.jpgスープ?.jpg
「???」
オカシイ。何か違う。
チャーシューが入っていない。
胡麻ダレもまぶしていない。
白髪ネギともやしが素のままで載っかってたんです。
バターはある。海苔もある。
変だな。店によって内容が違うのか?いや、そんなこたぁない筈。このネギラーメンは味の濃いこのチェーン店の定番、王道といっていいのだ。
(店名は、最初の写真と丼を見ればおわかりですよね。)

孤軍奮闘してる小柄なオバちゃんに確認しようにもボックス席は呼ぶのが難しい。喰い始めた最初は「まっ、いーか」って気持ちだったが、喰ってるウチに俺の心にちょっとだけ悪戯心の灯が燈ったが、その悪戯心を消そう消そうと。このまんま喰っちまえって。

しばらく喰って気付いたのだが。。。
さては、ネギラーメンではなく、フツーの塩ラーメンにネギをトッピングしただけだなこれって。。。
メニューのトッピング欄にはネギもあったんです。胡麻ダレでまぶしてないネギが。
どうする?やっぱり小柄なオバちゃんを呼んで問い質すか?だがこの後で13時にアポがあるんだよな。作り直させてたらまた時間かかっちまう。

お年寄りの男女6名がやってきた。そヤツらは真ん中の通路を挟んで俺と反対側に陣取った。
孤軍奮闘してる小柄なオバちゃんがお年寄りに好みを聞くのと、冷水ボトルを持って俺の近くまで来たんだけど、その爺さん3人婆さん3人の対応にとられてしまったのだ。
このチェーン店のラーメンはお年寄りには向かないような気もするのだが、彼らはいいトシをして(失礼)味の濃さ、麺の固さ、脂の量を聞かれてスラスラスラっと答えてたからこの店に慣れてるみたい。
「アタシ、薄め、やわらかめ」
「俺は濃いめ」
「アンタ、濃いめでいいの」
「俺ぁ濃いめでいいんだ」
健康そうだったね。こういうのを喰った方がいいんだろうかね。長寿の秘訣かもしれない。多少はハガハガしてたけど渋滞遅滞なくスラスラ答えてたが、何せお年寄りだから話が余計に長かったりして小柄なオバちゃんは拘束されていた。

店内は3人の従業員で切り盛りしており、3人のウチ1人を取られると調理担当の残り2人が厳しいのがよ~くわかる。しまいに廻らなくなり、とうとう厨房から茹でたり焼いたり炒めたりの調理担当者の別の女性、いかにもこの店のラーメンを喰ってますを絵に描いたような貫禄ある女性が登場してテーブルに運んでたりしたからね。
俺は結局、その頑張ってる小柄なオバちゃんに言い出せなかったのだ。全部、喰っちまった。バター入りとはいえ、薄め脂少なめってのもあって、このチェーン店とは思えぬヘルシーさでしたよ。

さて、腹中に収めて、店を出る時、券売機の横にメニュー一覧の写真が置いてあったのに気付いた。
改めて見たら、確かに醤油でも塩でも味噌でも、ネギラーメンは胡麻ダレまぶしたネギに、四角いカットチャーシューが3個、載っていた。
ニヤリ。。。
これだよこれ。だが俺が今日、喰ったのはこれじゃないぞ。さっき、一旦は消えた悪戯心にま~た火が灯ったぜ。幸い、先刻の老人客6人の後で途切れたのもあって、俺は片手で手招きして小柄なオバちゃんを呼んだ。
「ネギラーメンって、四角いサイコロみてぇなチャーシュー入ってんよな」
「えっ!!」
ニヤリとする俺。
「入ってなかったですか」
「入ってなかったぞ。ネギもタレで和えてなかったし。もしかしたらフツーの塩ラーメンに、白髪ネギともやしをトッピングしただけじゃねぇの?」
「すみませんでしたもうしわけありません」って深々アタマを下げられ、「まだ間に合いますか?お食事の方は?」
俺はニヤニヤしながら言ってやったよ。
「いいよもう。全部、喰っちまったしさ」って言い捨てて店を出たのさ。
背後にもう1回「スミマセンでした」っていう声を聞いたが俺は振り向かなかった。

正しいのはこの写真です。これぞ、ネギラーメンです。
塩.jpg塩2.jpg
くるまに戻ってエンジンスタート、バックで切り替えして本線へ出ようとしたら、、、
「???」
店の小柄なオバちゃんがこけつまろびつ走ってきて、俺のくるまを細腕で停め、窓を開けた俺に言うには、
「お客様、スミマセンでした」って言いながらジャラ銭を出したんです。
「えっ!!」
「ご返金いたしますっ!!」
「えっ!!」
俺は固まった。
「いいよもう。だって俺、全部、喰っちまったんだぜ」
「でもお願いしますっ。ご返金いたしますっ。スミマッセンでしたっ」
「じゃぁ基本料金だけ払おうか。麺とホウレンソウと薬味ネギはしっかり喰っちまったんだしさ」
「いえっ!!全額っ!!」
「・・・」
俺はちょっとだけ困ったが、俺が突っぱねたらこのオバちゃんは店長に怒られるんだろうな。後続車も詰まって来そうだったし、オバちゃんも店内に早く戻らなきゃなんないだろうし。
オバちゃんはずーっとアタマを下げっ放しなんです。俺は折れた。.
「わかった。受け取る」
トッピングのバター&もやしを除く基本料金が返却されました。ケツから財布を出すのが面倒なので、ドアの袖(写真)に入れた。
「申し訳ありませんでした。また、是非また、よろしくお願いいたしますっ」
「おうっ、また来っからよっ」
本線へ出ました。

690円.jpgこの日の夕方、ジャン妻を助手席に載せて支店を廻ったんだが、ドアの袖に入れた690円硬貨、500円硬貨1枚、100円硬貨1枚、50円硬貨1枚、10円硬貨4枚が、加速したりブレーキ踏んだり、角を曲がる際ににハンドルを切ると硬貨が擦れる音がシャラシャラするのだ。
「何の音よ?」
「ああ、この小銭の音か」
「何でそんなところに入れてるの?」
「これはちょっとワケありでなぁ。クックックッ(笑)・・・」
話してやった。そしたら、


「ちょっとっ!!それって無銭飲食じゃないのっ!!」
「む、無銭飲食だとうっ!!」
「だってそうでしょうっ!!」
「んなこたぁねぇっ。俺ぁちゃんと・・・」
俺ぁちゃんと・・・の後に、バター1個ともやしは支払ったって言いかけたが止めた。
でも、無銭飲食って人聞きの悪い言いグサはなかろう。それじゃ食い逃げじゃねぇか。
また行かなきゃならんか。行って、小柄なオバちゃんと再会したらUpしますワイ
コメント(2) 

コメント 2

NO NAME

先日おっしゃていた椿事ですね(^0^)
家の近くにあるチェーン店のラーメン屋さんにもテキパキと働く女性が居ましたが、パートから社員に起用されたらしく途中から厨房に入ってしまいました。
若いアルバイトの子達も皆、動きが良くて好感の持てるお店でした。(過去形なのはチビ達と暮らし始めてから行って居ない為です。)
ある日、会計を済ませて後から出てきた夫の顔がにやけて居て
「どうしたの?」と聞くと
「先に会計をした男の子が、まっ赤になってた理由が分かったよ~。」と。
何でも若くてカワイイおねえさんが、お釣りを渡してくれる時に、お釣りを受け取る手の下にそっと自分の手を添えて渡してくれるんだそうで…。
「良かったね~(*^。^*)」と答えてしまう位、夫もウレシそうでした。

あっ、随分前の話しですが、夫の畑で檻に入った熊は130kgだったそうです。


by NO NAME (2012-11-08 13:20) 

船山史家

もと田舎娘さん(ですよね?)おはようございます。
どの店かおわかりでしょう。17号線沿いにある中尾店ですよ。
カウンターやボックス席を行ったり来たり、フロアで孤軍奮闘するオバちゃんをじーっと見てました。一人で大変だなって思いながら。
この時以来、前橋方面への公用が途切れて行ってないんです。行ってもしオバちゃんがいたら、食券を手渡しする時、「ネギラーメンだよっ。ネギのトッピングじゃないよっ」って言ってあげます。
思い出してくれるかな。オバちゃんの記憶が薄れる前に一度、行きたいんですが。

弊社も昔はパートから社員に起用される制度があったんですが、今はそういうイキな制度はなくなってしまいましたね。パートはパートのままでという夢のない方針になってしまいました。会社は賞与と退職金の負担分を惜しんでいるようにしか見えません。

>お釣りを渡してくれる時に、受け取る手の下にそっと自分の手を添えて。。。
つい最近、この経験をしました。
お店の女性はオバちゃんでした。妙なぬくもりを感じました。

130kg。。。
結構な大きさのクマですな。今年のクマ公はちゃんと冬眠できるんでしょうか。
by 船山史家 (2012-11-09 07:24) 

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