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小幡の城下町 [隠れ郷土史]

相関関係が非常にヤヤッコシイので詳細は省略するが、フィギュアスケートの織田信成選手は、家系では信長の七男、信高の系統で、血統は代々の途中から信長の次男、信雄の血統だそうです。
信長生前時、織田一門の席次は信忠、信雄、信包、信孝の順だった。
天正9年(1581年)、こういうイベント、デモンストレーションが大好きな信長の馬揃えでは、率いた騎馬衆の数でその席次がうかがえる。
信忠80騎、
信雄30騎、
信孝と信包が僅か10騎、
この20騎の差は大きいのだ。

信雄が賢い人だったかったかというと、どうも全然そうではなかったようで、スケートの織田選手には申し訳ないが、この信雄という御仁は、どの書物を見ても、暗愚、愚鈍、「三介殿(信雄)のなさる事よ」といった嘲りが多く、バカの見本のように描かれたりしている。
家康を巻き込んで秀吉と対決途中で突如独断講和したり、家康の旧領への移封命令を拒否したら秀吉の怒りを買って改易され、関ヶ原でも傍観してまたまた改易されたりしている。
時勢、時流が読めないのか単なるKYなのか、どれを取っても信長の血族にしてはしょーもない逸話ばかりである。
真偽の程は定かではないが安土城を焼いた犯人説なんてのもある。

豊家に出仕したが大坂冬の陣直前に徳川方へ転身した。大阪城内部での間者説もある。

その信雄が、豊家滅亡後、最後に貰った領地が大和国宇陀郡と上野甘楽郡なのだが、私が今、立っているこの地、甘楽に「楽山園」という優雅な庭園を造成した。
ホントに信雄がこの地に在住していたかどうかはわからない。四男、信良にここ、上野小幡藩2万石を分知して、自らは京都に隠居し、茶、鷹狩など悠々自適に暮らした日々だったともいう。

甘楽町役場を過ぎるとその城下町はある。
庭園に向かう公道の中央には川が流れている。
小幡藩由来.jpg町並み1.jpg
町並み2.jpg町並み3.jpg
町並み4.jpg町並み5.jpg
くるまだとあっという間に過ぎてしまう。できれば歩いて旧道側を散策した方が趣はあるが、ちょっとくるまでないと行けない距離でもある。
大手門跡地の先を右折、駐車場に止めて庭園方面へ歩いて行くと、当時の家老たちの末裔がそのまま現在の住宅地になっていて、民家の玄関に食い違いの小口があったり、住宅が石垣で囲まれていたりした。
城下町小幡.jpg民家の小口.jpg
その先に幟がはためいていた。
信雄を筆頭に、この地、小幡の藩主たちの幟。
はためく幟.jpg復元1.jpg
幟は信雄から始まっているが、どうも初代は信雄ではないようで、
初代 織田信良(ノブヨシ) 従四位下 左少将 織田信雄の四男
二代 織田信昌(ノブマサ) 従四位下 兵部大輔 織田信良の子
三代 織田信久(ノブヒサ) 従四位下 越前守 侍従 大和松山藩主織田高長の四男
四代 織田信就(ノブナリ) 従四位下 美濃守 侍従 織田信久の三男
五代 織田信右(ノブスケ) 従四位下 兵部大輔 織田信就の四男
六代 織田信富(ノブトミ)  従五位下 和泉守 織田信就の七男
七代 織田信邦(ノブクニ) 従五位下 美濃守 織田対馬守信栄の四男
そこから先は、ある事件に連座して改易される。

庭園はその先にある。復元です。
入園料は300円。平日なのでガラガラだった。
名勝説明版.jpg復元3.jpg
復元2.jpg復元4.jpg
復元6.jpg復元5.jpg
庭園2.jpg庭園3.jpg
庭園4.jpg庭園5.jpg
庭園1.jpg殿さま気分.jpg
信長の子孫は、信忠の子、三法師秀信が関ヶ原西軍について絶えた後は、信雄の子たちが結果的に嫡流となった。
名のある家ではある。
近い傍系に信長の末弟、織田有楽斎の系統他がある。都合、4家あるようです。
私が平日、休憩がてら歩いている庭園の小幡藩、ここの織田家は嫡流として小藩ながら“国主格”を与えられていたが、ある事件に連座して特別待遇を剥奪された。結果、山形の天童藩で存続する。

わかったようなフリして書いてますが、この城下町と庭園は偶然、見つけたんです。それまで全く知りませんでした。途中、バイパスから見える田んぼの中に「織田宗家の郷」とか看板があったので気づいた次第。
移動中に偶然見つけて寄り道したのだが、なかなかの趣のある街、庭園だった。
庵から見下ろす2.jpg庵から見下ろす1.jpg
この庵、上がることもできるが、縁側に腰掛けるだけにとどめた。
庭を見ながら、しばし、時を忘れた。
都会のことも忘れた。
東京神奈川に残してきた社員たちのことも忘れちゃった。。。
(この日の夕方、東京の中堅リーダーからちょっとヤバい報告が来てアタマを抱えることになるのだが。。。)

「仕事中に、入場料まで払って。。。」[パンチ]
「いや、、、移動中だよっ」[あせあせ(飛び散る汗)]
ちょっとブレイクしたつもりが、案外、時間が経ってました。
コメント(8) 

コメント 8

のん

おはようございます<m(__)m>

ここ、4年前に行きました!
http://iloveonsen.blog40.fc2.com/blog-entry-8.html

その頃はまだ、整備の途中だったのですね。
しっかり出来上がっているレポを拝見してわかりました。
まだ、新しくもう少しすると更に味がでるかもです???

周辺も散策し、武家屋敷 食い違い郭等…見て歩きました。
表通りの町並みもいい感じに残っていて、あちこち思ったより堪能できた記憶です(^^ゞ

スケートの織田選手!
色々な話があって、お祖父さんの前の方がわからないとおっしゃっていたそうで?
おじいさんっていったら、まだ生きているお年だし、ん???って思った事がありました^^;(聞いたお話なので言っていなかったらごめんなさいですが…)
でも、顔は、肖像画と似てますよね(^^ゞ
by のん (2012-05-22 10:02) 

遠霞(とおがすみ)

私もかなり前に行ってます、ここ。
そのときは発掘だか整備だか、とにかくブルーシートに覆われている部分が多くて、こういうふうに整備されてはいなかったですね。富岡製糸場とここを見学したような記憶。泊まったのは下仁田温泉清流荘でした。
by 遠霞(とおがすみ) (2012-05-22 21:07) 

もと田舎娘

友達の家がこの町の文化財に指定されています。
今でも農作業に使う水や庭の池に流れている水は、昔の用水路のままの物を使って居るとの事でした。
その水割の仕組みを聞いたのですが…忘れてしまいましたσ(^_^;
3代前の人が道楽者で、「お宝はまるで無い!」と言っていましたが、夏の夜はお風呂の中を蛍が来るそうです。
by もと田舎娘 (2012-05-23 12:36) 

船山史家

のんさん。
レス、遅くなりました。
4年前の記事も見ましたよ。

私は移動中にここを偶然見つけてフラッと立ち寄ったら案外と時間を喰ってしまったです。でも、全部は見ていません。
後でジャン妻に「行こうぜ」って誘ったらムッとしてました。「一人で行きやがって」ってね。
私が今、公用車で走り回っている地には、やたらと城跡、陣屋跡が散らばっています。整備されてるのもあれば草ボウボウの場所も。
興味無い人にはツマンナイでしょうけど。

織田選手や信雄さんの系図は途中、ちょっとわかんない部分があって。養子で来た人とかいるから。
お顔は。。。
似てるかもですね。私の住んでる町近くに、織田家の血が混じってる卿の廟所がありますよ。
by 船山史家 (2012-05-24 08:52) 

船山史家

遠霞さん。
私ら殆ど同時期に転勤しましたね。そちらはどうですか?
大変そうだけど、合間合間に新規居酒屋開拓でもなさってくださいな。
私は赴任期間がどれくらいかわかりませんが、こっちではハッキリ言ってます。「戻らん」「戻りたくねぇ」ってね。
暴言が過ぎて「出てけ」って言われないようにしないと。

で、この庭園ですが、たかが2万石程度にしては随分と金をかけてるなって思いましたが、お大名の庭園ってこれぐらいがベターなんでしょうかね。
庭園作る為に苛斂誅求したってワケじゃないですよね。

(ボソッと)下仁田温泉清流荘か。。。
by 船山史家 (2012-05-24 08:57) 

船山史家

もと田舎娘さん。
自分の家が文化財に指定されるって案外と面倒くさくないですかね。
雨漏りがしても修繕できるんでしょうか。普通の建売住宅と違って余計な修繕費がかかりそうな気がします。

私も道路に沿って流れる水路の仕組みがどうなってるのか興味はあります。大手門跡辺りから突然地上に出て流れていますよね。
公道から見て水路の向こう側、家が立ち並んでる側の道路は走っていいんでしょうか?それとも歩行者専用かな。
さて、今日も公用車で外出します。天気もいいし。ルンルン♪
by 船山史家 (2012-05-24 09:02) 

るな&旦

以前訪れたのは庭園整備前の草ボウボウの時でした。
それがこんな綺麗になったとは。
時間を忘れてボ~っとしてしまったのも分かります(^・ω・^)b

by るな&旦 (2013-01-20 14:38) 

船山史家

るなさん旦さん。
以前、公園化前に訪問されてましたか。
陣屋に至るまでの川が流れる道路もいいですよね。桜の時期はキレイだろうな。もっとも私は今年の桜の時期には上州を去ってますが。。。
この記事は昨年5月です。その頃、私は上州に来たばかりで、この地になじめるか、受け入れられるか、東京に残した社員たちのことを思って、庭園のあずま屋でボーッとしていたら。。。
いつか、それらを忘れました。
この記事の前記事、志賀城も見てくださいっ。
by 船山史家 (2013-01-21 17:25) 

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